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アフリカの無医村に医療を届ける!オンライン診療用通信システム構築調査

  • 東京都
Fihankra Health
  • 生煮え度
募集中 公開中

プロジェクト概要

アフリカの無医村に住む方々は、病気にかかっても、医療機関まで未舗装の道路を片道1時間以上かけて移動しなければならず、また貧困のために移動費・治療費を払えない方もおり、これらのために医療機関に受診せずに病気が重症化してしまい、ときに障害が残ったり死亡してしまったりなどが起きています。

そこで私達は、ガーナの都市部にネットワークタワーを建設し、そこに衛星回線のStarlinkを置き、その中継機/受信機を各無医村に設置して、Starlinkの回線を各無医村の受診機が受け取ることで、無医村でも衛星回線を用いたオンライン診療を届けることを目指しています。

今回のプロジェクトはこのオンライン診療用通信システムの構築の調査を行いたいと思っております。難しく見えますが、専門知識は必要とせず(もちろん持っていらっしゃれば歓迎です)、「アフリカの無医村のために日本にいながらでもできることをしたい」とお思いの方であれば、ぜひ共に学びながら進んでいきたいと思っているプロジェクトとなっています。

根底にある想い・ビジョン

生まれた環境によらずに良質な医療にアクセスできるというSDGsの目標でもあるUniversal Health Coverage(UHC)を達成するためには、衛星通信を用いた遠隔診療など、最新のテクノロジー/デジタルヘルスを手段として用いることが重要だと考えています。

昨年からガーナでも衛星通信のStarlinkが使用可能になり、2か月前に私達が実際にガーナの無医村で試してみると回線速度はオンライン診療に十分に耐えられるものでした。そこで、今回のプロジェクトを通して、恵まれない方々でも良質な医療にかかることができるようになれればと思っております。

今抱えている課題

他国でのインフラ設備の構築ともいえる「オンライン診療用通信システム構築」を実現するためには、様々な課題が存在します。実際にそれを実現するための資金調達や無線装置の選択に加えて、現地での調達/規制の確認/無線帯使用申請など分野は幅広いです。そして一つの新しい情報を得ると、次に別の違う情報が必要なことが分かったり、手探りで進んでいくことになります。ビジョンはあってもそれを実現する過程は泥臭い情報収集および手探りの行動の連続であり、ビジョンの実現に向けて一緒に協力してやって頂ける方を探している状況です。

3か月間のプロジェクトのゴール

3ヶ月間のプロジェクトのゴールとして、
・このプロジェクトに使用/応募できる国内外の助成金/CSRなどのファンディングの調査および応募
・上記の助成金等への応募のために必要な書類(会計レポート/インパクトレポート等)の作成
・日本の離島で実際に使用している遠隔通信システムの調査
・購入が必要な長距離/中継無線装置の決定
・必要な初期資本投資額およびランニングコストの概算
としております。

同時に理想的なゴール(もしこの3ヶ月間に達成できれば嬉しいというようなチャレンジングな目標)として、
・上記の長距離/中継無線装置のガーナでの調達手段の同定
・使用する無線周波帯のガーナの通信省(MOC)や国家通信機関(NCA)への申請
・ガーナにおけるネットワークタワーの建設業者の同定とその建設費用の概算
・ガーナの各種規制の調査
なども置いております。

一方で、参加して下さる方のご希望などを聴きながら、共にプロジェクトゴールを調整/再設定させて頂ければと思っていますので、「興味があって、この部分はできそうだけど、この部分は難しそう・・・」など質問/要望等あればお気軽にお問い合わせください

プロジェクトの先にあるこの事業のゴール

私達は今回のプロジェクトを「スマート無医村構想」と呼んでおり、このプロジェクトで各無医村で衛星回線が通れば、無医村の恵まれない方々に遠隔診療を届けるだけでなく、農業分野やファイナンス分野をはじめ、包括的に無医村の方の生活を向上できるのではないかと考えています。

プロジェクトオーナー(法人)自己紹介

私達 Fihankra Health は、現在日本人は私1人で、現地のNPOと協力して、現地の医師などを雇用して、アフリカの無医村で医療を提供しています。私達Fihankra Healthの特徴は、1.アフリカの20を超える無医村で実際に医療を提供していること、2.ビジネスの要素を捨てずに損益分岐点以上を目指していること、3.新しいテクノロジーを取り入れようとすること、4.無医村の方々の生活向上に関わる医療以外の分野の参入も視野に入れていること、などがあげられます。

プロジェクトオーナー(個人)自己紹介

Fihankra Healthを運営している片平 雅大です。総合内科・在宅診療を専門とする医師です。65カ国以上を旅して途上国の現状を知り、Oxford大学 経営学修士の起業プログラムを通してFihankra Healthを設立して、卒業後の2023年9月以降も継続しています。

事務局からのコメント

とても難しい内容に感じるかもしれませんが、すごく専門知識が必要な訳ではありません。片平さんの取り組みを前に進める難しさは、環境が整っていないガーナで、前代未聞の挑戦を進めるにあたり、「やってみて、ぶつかった壁を乗り越える方法を、都度情報を丁寧に収集し、考えていくこと」です。キャッチアップする姿勢があれば、誰でも貢献しうるプロジェクトだと思います。ビジョンに共感する方がいれば、ぜひ臆さず飛び込んでいただきたいです。

説明会ムービー

法人概要

所在地: 東京都中央区
従業員数: 4
売上・予算規模:
事業内容:

私達 Fihankra Healthは、アフリカのガーナの無医村に住む貧しい方々に対して、各無医村を直接訪ねて診察や処方を行うアウトリーチサービスを提供しています。2023年9月以来、42の無医村で、1000人を超える方の診察(約1600回の診療)を提供してきました。今後は今回のプロジェクトに記載しているように遠隔診療を取り入れていく予定です。

募集概要

報酬プラン A:プロボノ(無報酬)、6時間/週
採用予定人数 2
こんな人に来てほしい!

1. アフリカの無医村の恵まれない方々へ「日本にいながらでも何かしたい!」と思える方:アフリカの無医村の健康の改善といった答えのない課題に取り組むうえでは、これまでも多くの試行錯誤や失敗が生じてきましたし、今後も生じてくると思われます。その中でもやり続けるモチベーションになるのは、やはり現地の恵まれない境遇にある方々へ少しでも何か貢献したいと思えるかどうかだと個人的には思っています!

2. 自ら課題を見つけてプロアクティブに課題解決に向けて行動できる方(専門知識は不要です!):今回のプロジェクトでは専門知識を持っているかどうかは重要でなく、現在の状況を把握しながら、どの情報が必要でそのためには具体的にどんな行動が必要かを、各自で判断して行動して、チームに新しい視点を提供できるような方だとより活躍して頂けると思います。

3. 英語に関して:英語は必須ではありません。助成金を探したり、申請のための会計(インパクト)レポートを作成したり、同様の遠距離通信システムを取り入れている日本の離島の取り組みを調査したりなどは英語ができなくても十分対応可能だと考えています。ただチャレンジングな目標に挑戦されたい場合には、ガーナの公用語が英語であるため、英語のホームページを読んだり、現地の方々と英語のメールやチャットをしたりなどをする機会も提供できます。

個別説明会
  • 1回目:2025/04/18(金) 20:00-21:00
オンライン面談候補日
  • 1回目:2025/04/21(月) 20:00-22:00
  • 2回目:2025/04/25(金) 12:00-22:00
  • 3回目:2025/05/21(水) 20:00-22:00
キックオフMTG候補日
  • 1回目:2025/06/09(月) 20:00-21:30
  • 2回目:2025/06/12(木) 20:00-21:30

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