Beyondersは、ソーシャルスタートアップのみなさんの、まだ名もない「新しい挑戦」に対して、 3か月間の期間限定で仲間たちを送り込むプログラムです。
事業や雇用につながる前の「兆し・可能性」に対して、一緒にそれを信じ、3か月間試行錯誤してくれるプロジェクトメンバーを募ることで、手がつけにくいけれど可能性にみちた「実験」の推進をお手伝いします。生煮え段階の挑戦には、ビジネススキルや専門性があり、想定する業務をすすめる「副業」や「プロボノ」よりも、可能性やおもしろさに共感し、ともに考え、手を動かしてくれる仲間の存在が大きな力になります。
Beyondersを通じて参画したメンバーの2割以上が、その後も副業などでプロジェクトにコミットし続けています。採用や副業人材の募集など「業務」としてではない出会い方が、かえって価値観の重なりと深い信頼関係の構築や、その後の長いおつきあいにつながっていくのだと感じています。
『日本の原風景が残る美しい里山で 北欧の「フォルケホイスコーレ」をモデルに 働く人々が「心身健美」になれる滞在プログラムを共創』というテーマでメンバーを募りました。プロジェクト説明会を経て、想定を超える20名以上の方に参加表明をいただき、最終的には6名の方とスタートしました。既存スタッフに加え、新たに参画いただいた新規メンバーで5つのユニット(あそび開発U・企業連携U・デジタル戦略U・インパクトデザインU・総合運営U)を組成し、実行委員会形式でプログラムの試験開催をめざしました。
地域外からの子育て世代の参加を目的とする「あそび開発U」では、子育て中のプロボノの方らしい視点での工夫が盛り込まれ、「企業連携U」ではプログラムの持続性が高めるために、企業との連携方法を考え、現実的な提案書を取りまとめていただきました。
また、NFTなどのデジタル技術の活用を提言してくれた「デジタル戦略U」のおかげで視野が拡がり、「インパクトデザインU」では手段と目的の逆転に気をつけながら、このプログラムが地域内外にどんな良い価値を生み出せるのかを考えることができるなど、それぞれのバックグラウンドを活かしながら、想いを大切に取り組めた3ヶ月となりました。
自分たちでは到底成し得なかった今後の道筋がつくれたことが最大の成果だと感じていて、改めて合流いただいた方々に心から感謝しています。
今回、それぞれ教育への関心や思いを持った3名のプロボノのみなさんに参画頂きました。期間中、校長や教育長、運営メンバー等のステイクホルダー約10名にインタビューを行い、プロジェクトの課題や今後、期待されていること等を整理して頂きました。その結果、優先順位高くやるべきことが明らかになったり、共通のフレームワークや言語で話し合いできるようになったりと、まさに過渡期を迎えていたプロジェクトにとってターニングポイントとなりました。
現在では、メンバーの代替わりが進み、「教育長・校長など教育関係者のための1on1プロジェクト」「テーマ別ラボ」のプロジェクトが進行しています。どちらも、ターゲットは誰なのか?この活動によってどんな状態を目指すのか、を集中的に議論したからこそ生まれたプロジェクトです。Beyondersの3ヶ月が終わってからも継続的にコミットして頂いているメンバーもおり、今後がますます楽しみです。
※法人の有無や、事業フェーズは不問です。活動実態があれば、個人でも任意団体でもご応募ください。
無料
※Beyondersへの参加・プロジェクトメンバー募集に費用はかかりません。
※参加者を有償(報酬あり)で募集する場合は、プロジェクト期間中の業務委託費をご用意ください。
※プロボノでの募集か、有償での募集かは、プロジェクトオーナーが選ぶことができます。
Beyondersは、毎年上期(6-8月)、下期(12-2月)の2期実施します。
プロジェクトの公募は、上期は3月頃、下期は9月頃に行っています。
(エントリー後には事務局とプロジェクト設計ミーティングをオンラインで実施いただきます。)
(先着順/募集件数に達し次第、受付締切)
※詳細は「2024年度下期Beyonders募集要項」をご確認ください。
20件 程度
※期ごとに募集件数は変動するため、募集要項で最新情報をご確認ください。
先着順
※募集件数に達し次第、受付締切とします。
※募集要項の条件を満たしていることが前提となります。