高齢者の賃貸入居を阻む要因はいくつかありますが、現状、孤独死や家賃滞納はある程度仕組みで避けられるようになりました。
一方、認知症に対しては、不動産会社や大家が防ぐ術がありません。ある程度、地域内で取り組みを決めて、行う必要があります。
プロボノさんにお任せしたいこと
・事例調査(認知症入居者対応に関する国内外の事例収集)
・法的調査(賃貸契約・成年後見制度など関連法規の調査)
・対応フローの作成(賃貸管理者向けにステップ化)
・リスク整理(オーナー・管理会社・入居者視点での課題と対応策整理)
・報告資料の作成(レポート・スライド作成)
R65も一緒にやります!
・目的・ゴールの明確化(初回キックオフ時)
・業界特有の視点提供(プロボノが不動産業界を知らない可能性があるため)
・ヒアリング先の紹介(管理会社・オーナーへのアプローチ支援)
・中間・最終レビュー(方向性の確認・修正)
「年齢がいくつになっても、好きな住宅を選べる社会にしたい。」と思って、R65不動産を立ち上げました。
元々、不動産会社に勤めていましたが、80代の女性の方が「ここで不動産会社5件目です、ほとんど門前払いでした。なんとか住みたいです」と言われ、高齢者、というだけで賃貸住宅の入居を断られる現状に直面し、2015年に「R65不動産」を起業しました。その後、2016年に法人化しました。
僕の祖母は、亡くなる2年前まで、自営の薬局で働いていました。背筋がピンと伸びたその背中をみながら育った僕は、ゆくゆくは自分もそんな風に歳を重ねたい、と思います。住まいは、暮らしの根底にありますが、年齢によって住まいを選べなくなる、ということは、自分らしい暮らしを送りにくくなるということでもあります。僕は、不動産会社として、いくつになっても好きな住宅を選べる社会にしたい、と思い、企業理念を「いくつになっても豊かな暮らし」としました。
今を抱えている課題は、「認知症になってしまった入居者にどう対応するか」です。
賃貸住宅に住む高齢者は、入居時点で高齢者だった方ばかりではありません。40代から30年住み続けた方も、気づけば高齢者と呼ばれる年齢になっていました。高齢者が一律、認知症になるわけではありません。が、認知症が進行すると、滞納やゴミ屋敷になってしまうなど、大家・管理会社の負担が大きく、高齢者の入居を躊躇する一つの要因にもなっています。
認知症になったらどうするか、を明らかにすることにより、高齢者の入居しやすさがより実現しやすくなると考えました。
売上をどのように立てられるか不確定な事象だからこそ、今回、プロボノの皆さんと一緒に考え、作っていきたいと思いました。
定性目標
・不動産会社向けの「認知症入居者対応ガイドライン」を作成する
・賃貸借契約の観点からリスクと対応策を整理する
・法的・倫理的・実務的観点から包括的な対応策を提案する
・既存の事例や法的要件を明確にし、対応フローを作成する
・現場(管理会社・オーナー)で実行可能な実践的なマニュアルとして機能させる
・関係者(入居者、家族、不動産会社、地域)全体のウィンウィンの関係構築を目指す
定量目標
・対応フローの作成(3種類以上)
・事例・参考資料の収集(10件以上)
・法律・契約上のポイント整理(5点以上)
・想定すべきリスクと対策リスト(10項目以上)
・不動産会社へのインタビュー実施(5社以上)
・認知症支援団体や専門家への相談(3団体以上)
・最終的な提言レポート作成
第1ヶ月:調査・情報収集フェーズ
週1:キックオフ(目的・ゴール共有、役割分担、調査計画立案)【R65+プロボノ】
週2:法的枠組み調査(賃貸借契約上の権利義務、成年後見制度など)【プロボノ】
週3:不動産業界の現状調査、先進的な取り組み事例収集【プロボノ】
週4:中間レビュー①(情報整理・論点確認)【R65+プロボノ】
第2ヶ月:インタビュー・分析フェーズ
週5:不動産会社へのインタビュー①、認知症に関する基礎知識収集【プロボノ(R65がサポート)】
週6:不動産会社へのインタビュー②、認知症支援団体へのヒアリング【プロボノ(R65がサポート)】
週7:専門家(医療・福祉・法律)へのヒアリング【プロボノ】
週8:収集データの整理・分析、対応フロー・リスク対策案作成開始【プロボノ】
第3ヶ月:制作・まとめフェーズ
週9:中間レビュー②(対応フロー・リスク対策案の検討)【R65+プロボノ】
週10:ガイドライン本文執筆、チェックリスト作成【プロボノ】
週11:レポートドラフト完成・最終レビュー【R65+プロボノ】
週12:最終調整、成果物の完成・提出、報告会【プロボノ】
プロジェクトの先にあるゴールは、「認知症になっても、自分らしく暮らせる社会」です。
賃貸住宅に住み続けることができるかは、わかりませんが、それでも連携先で、自分らしく暮らせる、ということができるかもしれません。
弊社、株式会社R65は、10期目を迎える会社です。東京都港区赤坂にありますが、赤坂に出社するのは、お客様の契約があるときだけです。普段は社員の出社は本屋の2階に場所を構え、そこで仕事をしています。狭いオフィスながら、ワイワイ活気が溢れるメンバーと事業をやっています。プロボノは基本オンラインですが、興味がある方は事務所に遊びに来てもらっても大丈夫です。社会課題解決を事業にする、ということは、今でこそ、そこまで珍しくはありません。しかし、実際に経営していくのはなかなか大変です。プロボノとして入っていただけましたら、リアルな大変さなどをお伝えできるかと思います。また、ご興味がございましたら、不動産仲介の現場や行政での講演、テレビや新聞の取材などに立ち会っていただくことも可能です。
僕は現在、35歳、不動産が大好き、趣味は仕事でした。最近では、仕事のことをついつい考えすぎてしまうので、旅行になるべく行こうと思っています。根がビビリなので、なかなか東京から離れることができず、ここ4年くらいは5日以上東京を離れたことがありません。自然に触れることが好きなので、今年はたくさん旅行に行きたいなと思っています。
高齢になると元気でも部屋が借りづらくなる、という状況に10年前から取り組んできた山本さん。この課題のトップランナーとして現場で奮闘しながら様々な関係者と協力し、最近では少しずつ課題は解消されつつあります。
ですが、認知症になった際の対応や、なる可能性を考えたリスク管理は、難しいテーマとして残っています。これに関しても、リスクと対応策を洗い出していけば、むやみに恐れて入居しない・できないという判断以外をとれるようになるはずです。
このプロジェクトで調べ・作り上げていくことが、数年後の不動産業界全体で拠り所となっているかもしれません。
不動産や住まいに関心がある方はもちろんですが、「認知症になっても、自分らしく暮らせる」というゴールに関心がある方、ぜひ参加ください!
所在地: | 東京都港区赤坂3-11-15 |
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従業員数: | 5 |
売上・予算規模: | 8000万円 |
事業内容: |
賃貸住宅を借りにくい高齢者に対する不動産事業をやっています!
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報酬プラン | |
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採用予定人数 | 2 |
こんな人に来てほしい! |
こんな人に来てほしいなと思います。
あればいいなというスキル(必須ではないですが、苦じゃない人がお互いのために、いいなと思います。)
多様な背景を持つ人材が参加することで、新しい視点やアイデアが生まれる可能性があります。専門知識は必須ではなく、むしろ情報を整理して実用的なガイドラインを作成する能力と、社会課題解決への熱意が重要です。不動産業界特有の知識は、プロジェクト進行中にR65不動産からお伝えできるかと思います! |
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