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家族での会話のきっかけを作るカードゲーム『もしミュレーション』を多くの人に広げたい

  • 東京都
株式会社想ひ人
  • 生煮え度
募集中 公開中

プロジェクト概要

「家族ともっと話しておけばよかった」そんな後悔を0にするカードゲーム『もしミュレーション』を、“家族で遊ぶ入口”として広げていく仲間を募集します。
「介護をより身近で話しやすい話題にする」経済産業省「Open Care Challenge 2025」に採択されたプロジェクトです。クリエイティブファームのGO様や日本総研様の伴走も活用し、B2Cを軸に“楽しいそなえ”の体験を社会に届けます。

ご一緒したいこと(タスクではなく、共に取り組みたいテーマ)
1) マーケティングの“筋道”を一緒に描く
誰に・どこで・どう広げると、家族の会話が増えるのか。
家庭/企業(介護離職対策)/自治体講座/教育現場/ボドゲカフェ・書店…複数のシナリオを出し、優先順位を決めるところから始めます。
「こうすると届くはず」という仮説を出し合い、小さく試して学ぶスタイルです。

2) 連携先を探し、まずは小さな実験を
近い問題意識を持つパートナー(地域包括、教育機関、企業人事、店舗など)とつながり、
ミニ体験会やポップアップなどのトライアルを共催。
実施→振り返り→次の一手、を回す仲間を探しています。

3) 戦略を“手を動かして”形にする
決めた方向性を、SNS・EC・コンテンツで具体化します。
例)SNSの投稿企画や運用、EC(LP/商品ページ)の読みやすい表現づくり、短い紹介動画やHow-to、レビューが集まる導線の整え方の工夫…など。
完璧を目指すより、"まず1本やって学ぶ"を合言葉にしたいです。

参加後のイメージ(最初の数週間)
Week 1: 現行デッキで実プレイ→気づき共有/「誰に・どこで」の仮説ブレスト
Week 2–3: 小さな実験を1つセット(例:ミニ体験会/SNS特集週/LPの一部改善)→実施
Week 4: 結果から学びを言語化→次の実験へ(無理のないペースで継続)

参考リンク
「もしミュレーション」葬儀編クラウドファンディング:https://for-good.net/project/1001306
経産省 Open Care Challenge(概要):https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kaigo/opencareproject/challenge2025/index.html
経産省 Open Care Challenge(採択先決定):https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kaigo/ocpchallenge2025saitaku.html

根底にある想い・ビジョン

【私たちのビジョン】
「介護に驚きと希望をもたらし、老いや病気、障がい、介護が怖くない社会を創る。」
そのために、家族が“少し踏み込んだ会話”を自然に始められる場を増やし、「怖いから話さない」から「大切だから話しておく」へ社会の空気を変えていきます。
合言葉は、「知ることは希望を生む」。人を知り、意思を知り、段取りを知る――その積み重ねが、家族の安心と納得を育てます。

【課題とアプローチ】
介護や終活はとても大切なのに、多くの人が本音のまま語れず、後悔だけが残る——これが現実です。
いきなり「もしもの話」を切り出すと、
・親に「財産を狙っているの?」と疑念を持たれやすい
・話す側も「嫌がられたらどうしよう」と躊躇してしまう
・日本には「縁起でもない」と死や介護の話題を避けがちな空気がある
だからこそ、核心に触れる前に“その人の人生を知る”対話から始めます。
好きな食べ物や趣味、影響を受けた人、思い出のエピソード——少し深い個人的な話題を少しずつ重ねることで関係性がほぐれ、本当に大事な話ができる土壌が育ちます。

【会話を引き出す仕掛けが「もしミュレーション」】
ゲームはカード形式。
「人生を変えた一冊は?」「お葬式に流したい曲は?」「一番大切にしてきた言葉は?」といったカードが、会話を構造的かつ無理なく深めるよう設計されています。
ワークショップ参加者からは「知らない家族の一面を知れた」「もっと話したくなった」という声が多数届いています。

【つくりたい未来】
未来への会話を、いま始めよう
「怖いから話さない」のではなく、「大切だから話しておく」ために。
もしミュレーションは、“そなえ”をたのしく・さりげなく・わかりやすく始めるツールです。
・家族が笑いながら・泣きながら・誇りながら話せる“未来への会話”が当たり前になる。
・企業・学校・地域の場でも、「備え」をたのしく・さりげなく・わかりやすく始められる。
・そして何より、「もっと話しておけばよかった」その後悔をゼロに。
私たちは、カードゲームという小さな体験から、家族と社会の大きな安心を育てていきます。

今抱えている課題

【現状】
・カードゲーム「もしミュレーション」葬儀編は試作~小ロット製造(現行70セット)まで到達。クラファン発送を完了し、ユーザーの一次反応は獲得。
・経産省 Open Care Challenge 2025 に採択され、2025年3月まで月次フィードバックを受けられる環境が整備。
・次フェーズとして、葬儀編のブラッシュアップと介護編の開発を同時に進行中。

【今抱えている課題】
・どう広げるのが正解?
B2C中心の方針はあるものの、誰に/どこで/どう伝えると火がつくか(家庭・企業の介護離職対策・自治体講座・教育・ボドゲカフェ/書店など)の優先順がまだ定まっていません。
・点の施策が線になっていない
SNS、EC(LPや商品ページ)、口コミや体験会などの施策が、体験 → 購入 → 家族で活用 → 必要な支援へ接続という一本の道筋に“つながりきって”いません。

・続く仕組みが弱い
キャンペーンはできるけれど、**続ける型(運び方・言葉のトーン・最低限の振り返りのやり方)**がまだラフです。

・需要づくりと生産の歩調
検証用に小ロットはあるものの、量産の仕様・価格・販路と需要の立ち上げをどう噛み合わせるか、設計を詰めきれていません。

【何が変わるとビジョンに近づくか】
・仮説→小さく試す→測る→直すのグロースサイクルを週次で回す体制ができる
・利用シーン別(家庭/職場/地域)の勝ち筋が明確になり、導線(体験→購入→活用→想ひ人サービス連携)が一本化
・レビュー・UGC・体験会が自走し、口コミで広がる仕組み化

【なぜ「いま」必要か(プロジェクトの必然性)】
・年末年始は、家族が集まり会話が生まれる特別な季節。 ここで小さくても確かな成功体験を作れれば、以降の認知・販売・活用が加速します。
・Open Care Challenge の伴走期間(〜3月)は、外部の視点を取り込みながら0→1/1→10を一気に学習できるチャンスです。
この“追い風の三ヶ月”に、広がる筋道をいっしょに形にしたいです。

【このプロジェクトでご一緒したいこと】
・「誰に・どこで・どう伝えるか」を一緒に描く。 選択肢を出し、まずは小さな実験を数本やってみる。
・連携先と小さな場づくり。 地域包括、教育機関、企業人事、ボドゲカフェ/書店など、近い問題意識を持つ方々とつながり、ミニ体験会やポップアップを共催して“手触り”を得る。
・手を動かして形にする。 SNSの特集週、LPの一部言い換え、ECの見やすい画像差し替え、短い紹介動画やHow-toの草案づくり、レビューが集まる導線の工夫など、小さな改善を積み重ねる。
・週次の振り返り(やってみた→気づいた→次どうする)を回し、無理なく続ける型を共につくります。

いま、年末年始という「家族が集う文脈」と、Open Care Challenge の「伴走学習の機会」が重なっています。
この“追い風の三ヶ月”で、広がる仕組みを一緒に作り切ってください。
それが、「もっと話しておけばよかった」をゼロにする未来への近道です。

3か月間のプロジェクトのゴール

【定性的ゴール(目指す状態/検証テーマ)】
・マーケティング:
1. 「家庭での年末年始プレイ」を中核ユースケースとして確立。**体験 → 購入 → 家族内活用 → 想ひ人サービス相談**の一連の導線を一本化。
2. 口コミ(UGC/レビュー/体験会)を自走させる仕組みを設計し、再現可能な運用テンプレを整備。

【定量目標】
・販売/反響
1. EC(自社/Amazon想定)での購入・予約:100件
2. レビュー獲得:30件(平均評価4.5以上)
3. 問い合わせ・資料請求(想ひ人サービス導線含む):10件

・認知/SNS
1. SNS合計フォロワー:+3,000(純増)
2. 月間リーチ:100,000以上(3か月平均)

3か月で、「年末年始に家族で遊ぶ入口」+「広がる仕組み」を作り切る。
次の3か月は、その再現・拡張(1→10)に専念できる状態を目指します。

プロジェクトの先にあるこの事業のゴール

【定性的ゴール(事業として実現したい状態】
・“そなえの入口”の標準化:家庭での会話のきっかけ=もしミュレーション、という状態を確立。
・複数ユースケースでの社会実装:家庭(B2C)に加え、企業の介護離職対策、自治体の住民講座、学校のライフキャリア教育まで横展開。
・合意形成の可視化:ゲーム後に「どうしたい/どうしてほしい/お金はどうする」の合意を記録・共有できる仕組み(チェックリスト・簡易シート)を普及。
・想ひ人サービスへの自然導線:カードゲーム体験が、必要な世帯を適切な相談・支援へつなぐ“やさしい販促ツール”として機能。
・シリーズ化と拡張:葬儀編/介護編の定番化に続き、拡張カードやファシリテーター向けキットを展開。

【定量ゴール】
6か月(PJ終了後〜)
・累計販売:1,000セット
・体験イベント:30本/満足度 4.6/5 以上
・想ひ人サービスへの相談導線:月20件到達
・パートナー拡大:自治体・企業・教育機関 計20団体で実施

目標は、「もっと話しておけばよかった」をゼロにするインフラになること。
小さなカードから始まる会話で、家庭・職場・地域に“続く備え”を根づかせます。

プロジェクトオーナー(法人)自己紹介

ビジョン
「老いや病気、障害、介護が怖くない社会をつくる」。
突然ケアが始まっても、当事者も家族も 迷わず・急がされず・孤立せず に動ける社会の実装を目指します。

事業内容
・ケアラー向けコンシェルジュ:相談伴走・実務手続き代行(公的手続き、医療・介護・法務連携)
・法人向け“仕事と介護の両立”支援:研修・制度設計・個別伴走、社内導線の整備
・プロダクト開発:初動タスクを一画面で提示する「もしもナビ」の企画・MVP運用
・公的支援の現場支援:地域包括支援センターの業務可視化・標準化・要件定義(新規事業)

プロジェクトオーナー(個人)自己紹介

金子萌(代表取締役)
東京大学教養学部卒業。44歳で若年性のパーキンソン病と認知症を発症した父親を、17歳から13年以上ヤングケアラー、ダブルケアラーとして自宅で介護を続ける。外資系コンサルティング会社、外資系メーカーを経て、自身の経験から「在宅介護者(ケアラー)のケア」事業で2022年に株式会社想ひ人を創業。
『老いるのが怖くない社会を』のビジョンのもと、シニアの方々とそのご家族に寄り添い、介護や終活サポートコンサルティング、自治体や企業向けの啓発セミナー事業の開発・運営を行う。
元ヤングケアラーとしてのドキュメンタリーがBBCやNHK、TBSで放映されるなど、発信活動にも積極的に取り組む。

事務局からのコメント

カードゲームを売ることが目的ではなく、「家族での会話のきっかけづくりとして、このツールを活用してどう機会を広げていけるのか」という問いに向き合いながら、その作戦を一緒に考えていくプロジェクトです。
ソーシャルマーケティングにも近いところだと思います。

一般企業がゲームを売り出すときにのように、まとまった広告費をかけ、多様な販売チャネルをもち、他のカードゲームと市場で競争しながら選ばれる作戦を考える…というアプローチは難しいです。機会を届けるべき相手とつながっているステークホルダーはどこなのか?資金・人手含めてリソースが限られている中で、誰と協働し、どのようなシナリオで、効果的に広めていくのか。それにわくわくしてくださる方に、ぜひ飛び込んでいただきたいです!

法人概要

所在地: 東京都中野区上鷺宮5-29-19-608
従業員数: 1
売上・予算規模: -2,000万円
事業内容:

株式会社想ひ人は、介護や相続などの「そなえ」を楽しみながら共有できる仕組み(もしもへの備え)と、実際の困難に直面した時に実務を伴走・代行する仕組み(もしものサポート)を、個人向け・法人向け双方に提供する会社です。
1. 「もしもへの備え」
将来の「もしも」に備えて、家族や本人が安心できる準備を支援する事業です。
個人向け
・エンディングノートや「ことのは守り」など、日々の言葉や想いを積み重ねるサービス
・「もしもシミュレーション」ワークショップや「もしミュレーション」カードゲームなどを通じて、家族や仲間と自然に“そなえ”を話し合える機会を提供
・介護・終活・財産承継・制度利用の基礎知識を学べる講座やイベント

法人向け
・従業員の「介護と仕事の両立」を支援する研修・ワークショップ(法改正にも対応)
・労働組合や人事部と連携した、社員・家族へのそなえ支援プログラム
・経営者向け「もしも備えチェック」など、事業継続の観点からの備え診断

2. 「もしものサポート」
実際に「もしも」が起きたときに、家族や本人が混乱しないように、具体的な実務を代行・伴走する事業です。

個人向け
・介護が始まった直後の「最初の一手」の伴走(制度利用前の泥臭い実務、意思決定支援)
・中立的立場からの介護施設手配代行(紹介料に依存しない)
・退院・転居・相続などライフイベント時の実務サポート

法人向け
・従業員の「介護と仕事の両立」を支援するコンシェルジュサービス

募集概要

報酬プラン A:プロボノ(無報酬)、6時間/週
採用予定人数 3
こんな人に来てほしい!

スキル不問。まずは関心と姿勢があれば十分です。できること・やってみたいことから一緒に始めましょう。

【基本スタンス(スキル不問・必須は姿勢)】
・小さく速く試す:完璧主義よりも「まず1本やって学ぶ」
・手を動かす実行力:企画だけで終わらず、投稿・連絡・準備・当日運営までやり切る
・オープンなコミュニケーション:進捗・失敗・学びを可視化して、チームで改善できる
・継続をつくる目線:一発の施策ではなく、仕組み化や再現可能性を意識できる
・ユーザーの声を聞ける:家族や現場の声を聞き、仮説を変えられる柔らかさがある

【歓迎(あると嬉しい経験・どれか一つで十分)】
・コンシューマー向けマーケ/グロース、SNS運用、レビュー獲得の実務
・イベント企画・運営(体験会、ワークショップ、集客)
・編集・ライティング/デザイン(LP・商品ページ・How-to・短尺動画台本など)
・EC運用(Amazon・自社ECのページ最適化、検索対策)
・パートナー開拓(自治体・企業人事・教育機関・地域包括・店舗連携)
・ユーザーリサーチ(インタビュー、テスト設計、インサイト抽出)
・データの見える化(簡単なKPIダッシュボード、週次レポート)

【参加のしやすさ】
・週3〜5時間目安/リモートOK/平日夜・週末OK(育児・本業と両立歓迎)
・役割は得意・関心に合わせて柔軟に設計します

【参加後のイメージ(最初の2週間)】
1. 現行デッキを実際にプレイ → 気づき共有(30–60分MTG)
2. 小さな施策を**1本**担当(例:体験会ミニ開催/SNS投稿3本/LP文言の改善)
3. 結果を簡単に計測→学び→**次の一手**を提案

経験の有無より、"ユーザー目線の姿勢”と"やってみる勇気"。
その2つがあれば、私たちとぜひ一緒に取り組んでください。

個別説明会
  • 1回目:2025/10/31(金) 12:00-13:00
オンライン面談候補日
  • 1回目:2025/11/08(土) 09:00-12:00
  • 2回目:2025/11/16(日) 09:00-12:00
  • 3回目:2025/11/17(月) 09:00-18:00
キックオフMTG候補日
  • 1回目:2025/12/06(土) 09:00-10:30
  • 2回目:2025/12/07(日) 09:00-10:30

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