本プロジェクトは、2027年に全国同時開催を目指す「インクルーシブ映画上映会」の実現に向けた基盤づくりである。病気や障がいのある子どもと家族が安心して映画を楽しめる環境を全国各地で整備し、2025〜2026年にかけて200回の上映会を予定する。上映会には必ず医療従事者が帯同し、照明・音量の調整、声出しや移動の許容、医療的ケアへの対応といった環境を整えることで、従来参加が難しかった子どもたちも家族と共に鑑賞できる。参加者の声やアンケートを通じて社会的効果を検証し、その成果を自治体・映画業界・企業と共有することで、地域が自走できる仕組みへと発展させ、2027年の全国同時開催につなげていく。
※ 「AYAインクルーシブ 映画上映会」とは?
映画館のシアターを1つ貸し切り、子どもたちの特性に配慮した環境を整備した上映会。
特徴は以下の通り。
・通常より明るめの照明、小さめの音量
・声を出したり、走り回ったりすることを許容
・医療ケア(点滴や栄養剤の投与、定期的な痰吸引など)を許容
・医療従事者が必ず帯同
これにより、急に声を出したり、走り回ってしまう子どもたち、また、医療機器が付いていたり、医療ケアが必要な子どもたちでも、周りに気を使うことなく、家族全員で映画鑑賞を楽しむことが可能となる。
・AYAのイベント開催報告:https://aya-npo.org/category/event-report/
・イベント動画(TV放送されたもの)①:https://www.youtube.com/watch?v=StWhvstWm7o
・イベント動画(TV放送されたもの)②:https://www.youtube.com/watch?v=aBLlZtIqNo4
AYAの原点には、代表中川と幼馴染の「あやちゃん」の存在がある。彼女は幼少期に病を発症し、長い闘病生活の末、幼くして旅立った。その姿を間近で見続けた経験は、中川に「病気や障がいがあっても、子どもたちに同世代と同じように夢中になれる体験を届けたい」という強い願いを芽生えさせた。医師となり、外科・救急の現場で命と向き合い続けた中で、その思いはより確固たるものとなった。
病気や障がいのある子どもと家族は、日常生活だけでなく「公教育外の体験」においても大きな制約を受けている。友達と同じように映画館に行く、音楽を聴く、スポーツを楽しむ──そんな当たり前の機会が奪われる現実は、子どもたちの自己肯定感を傷つけ、家族の孤立感を深める。企業や団体も「支援したい」という気持ちはありながら、具体的な方法がわからず受け入れを諦めるケースが多い。
AYAは、この「体験格差」を解消することを使命に掲げている。私たちは、医療従事者が帯同する独自の仕組みを整え、子どもや家族に安心を、受け入れる側には自信を与える存在でありたい。スポーツ・芸術・文化に触れるワクワクの瞬間は、子どもに「やってみたい」という前向きな力を育み、家族を勇気づけ、社会全体に笑顔の連鎖を広げる。
私たちが描く未来は、病気や障がいの有無にかかわらず、すべての子どもが自分らしく夢中になれる体験を選べる社会である。2027年に予定する「インクルーシブ映画上映会」の全国同時開催は、その未来への象徴的な第一歩だ。あやちゃんが生きられなかった時間を、今を生きる子どもたちにとってかけがえのない「ひととき」へと変えること──それがAYAの活動の根底にある想いであり、ビジョンである。
AYAの活動はここ数年で急速に拡大している。映画上映会は全国各地で開催が広がり、2025〜2026年には200回規模の実施を予定している。自治体からの後援やメディア露出も増え、社会的な期待はかつてないほど高まっている一方で、内部の組織体制はまだ小規模なままであり、現場の実務を担う人手が圧倒的に不足している。
企画・運営・調整に加え、資料作成やアンケート集計、広報、事務処理など、必要な業務は多岐にわたる。しかし現在は代表やごく少数のコアメンバーに負担が集中し、「この手を一緒に動かしてくれる仲間がほしい」という切実な状況にある。体制を整えなければ、せっかく芽生えた社会的な機運を持続可能な仕組みに転換することは難しい。
2027年に控える「インクルーシブ映画上映会」の全国同時開催は、単なるイベントではなく、病気や障がいを理由とした体験格差を社会全体で解消していく象徴的な節目である。その実現のためには、今この段階で仲間を迎え、業務を分担し、組織基盤を強化することが不可欠だ。
仲間が増えれば、上映会をより安定的に展開できるだけでなく、スポーツや音楽など他分野への展開も見据えた発展が可能になる。
<目指したい未来(Vision)>
人々の心がつながり合い、可能性が広がる未来
<AYAが果たす役割(Mission)>
病気や障がいのある子どもたちとその家族へ、ワクワクする“ひととき”を届けます
以下の①or②でサポートいただけるメンバーを募集しています。
①顧客管理のデータベースをAYAメンバーと構築(salesforceの導入を開始します)
②助成金一覧の整備、今後のボランティア集客方法など、AYAのイベントに関するサポート体制の強化
(1ヶ月ごとの目安)
1ヶ月目 ①salesforceの作業を開始する(学びの時間も含む)、②AYAの置かれている状況を理解していただく
2ヶ月目 1ヶ月目の内容に加え、当法人のイベントを一度経験していただく
3ヶ月目 ①salesforceのデータベース基盤が完成、②助成金一覧の一部整備完了 or ボランティア集客が一部地域で実施されている
※salesforceの作業に関わってくださる方、もしくは、AYAの活動そのものにご自身の得意領域で関わってくれる方を歓迎いたします
●定性的ゴール
・病気や障がいを理由に体験を諦めることのない社会を実現する
・全国どこでも「インクルーシブ映画上映会」に参加できる体制を整え、地域ごとに自走できる仕組みを確立する
・映画体験の成果を学術的に検証・発信し、その知見を活かしてスポーツや音楽など他分野へ展開する
・行政・企業・医療機関・NPOが連携し、持続可能な文化体験モデルを社会全体で共有する
●定量的ゴール
・2027年に「インクルーシブ映画上映会」全国同時開催を実現(47都道府県、延べ1万人以上参加)し、「AYAインクルーシブ映画Day」を設立する
・2028年以降、「AYAインクルーシブ映画Day」を毎年開催し、社会的な恒例行事として定着させる
・2026年度内に、学会発表・論文寄稿を10件以上行い、社会的効果を可視化する
・協力する自治体を50団体以上、企業を100社以上に拡大し、地域ごとの自走型運営体制を確立する
特定非営利活動法人AYAは、
<目指したい未来(Vision)>
人々の心がつながり合い、可能性が広がる未来
<AYAが果たす役割(Mission)>
病気や障がいのある子どもたちとその家族へ、ワクワクする“ひととき”を届けます
を掲げ、活動を展開している。
病気や障がいのある子どもたちとその家族は、日常生活だけでなく、公教育外の体験においても多くの制約を抱えている。AYAはこの「体験格差」を解消することを目的に、全国で映画上映会、音楽鑑賞会、スポーツ観戦会など、多様なインクルーシブイベントを実施してきた。これまでに国内外で120回以上のイベントを開催し、延べ1万3千人以上に体験を届けている。
すべてのイベントには医療従事者が帯同し、病気や障がいのある子どもたち(医療的ケア児を含む)が安心して参加できる環境を整えている点が特徴である。こうした仕組みにより、子どもと家族に「安心」と「挑戦のきっかけ」を提供するとともに、企業や行政が受け入れやすいモデルを提示し、持続可能な形で社会へ広げている。
AYAは、子どもと家族、企業、行政、医療をつなぐ「架け橋」として、体験をあきらめない社会を実現することを目指している。今回のプロジェクトも、その未来に向けた重要な一歩である。
中川悠樹(なかがわ ゆうき)
医師として外科や救急の現場で経験を重ねながら、病気や障がいのある子どもと家族をどう支えるかを考えてきました。現在は特定非営利活動法人AYAの代表理事として、子どもたちに「スポーツ・芸術・文化」を楽しめる体験を届ける活動を進めています。
活動の原点は、幼馴染のあやちゃんとの出会いと別れにあります。幼くして病により旅立った彼女の存在が、私を医師へと導き、そしてAYA設立の大きなきっかけとなりました。
これまでに全国で120回以上のインクルーシブイベントを実施し、延べ1万3千人以上に体験を届けてきましたが、事業の急拡大に伴い、まだまだ仲間の力が必要です。私は医師として、そしてNPOの代表として、参加者のみなさんと直接対話しながら、安心できる場を共につくり上げていきたいと考えています。
一緒に、病気や障がいを理由に諦めてしまう「体験」がゼロになる社会を実現していきましょう。
NPO法人AYA(あや)さんが手がける「インクルーシブ映画上映会」は障害や病気のあるお子さんとその家族が、周囲を気にせず映画を楽しめるように開催される特別な上映会。すでに開催実績もあり、ソーシャルビジネスとして評価され、表彰も受けている活動です。運営資金は寄付で賄われており、多くの方を巻き込みながらその活動を広げていらっしゃるところですが、来年度の全国同時開催に向けて、より一段高い組織基盤が必要なタイミングになっています。
そのため目標も高く設定されていますが、広報活動やイベント運営のマニュアル化、継続的なボランティアを獲得していくための仕組み、協賛営業のための資料作成など、やれることはたくさんあるとおもっています。ビジネスでのご経験が、そのまま活きることも多くあるプロジェクトだとおもいますので、ぜひチャレンジしてください。
所在地: | 神奈川県横浜市中区相生町3丁目61番地泰生ビル2F |
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従業員数: | 正職員1名、正会員:35名(一部業務委託) |
売上・予算規模: | 2024年:約1,500万円、2025年:約4,000万円予定 |
事業内容: |
スポーツ・芸術・文化の体験は、病気や障がいのある子どもとその家族にとって参加のハードルが高く、「公教育外の体験格差」を生んでいる。AYAは、医療従事者が帯同し安心して参加できるインクルーシブな体験機会を全国に広げ、誰もが多様な体験を享受できる社会の実現を目指す。その第一歩として取り組むのが映画である。映画館を貸し切り、照明・音量の調整、声出しや移動の許容、医療的ケア対応などの環境整備を行い、従来参加が難しかった子どもも家族と共に鑑賞できる場を提供する。上映後は調査・分析を通じて効果を可視化し、成果を社会に発信することで、将来的には音楽・スポーツなど他分野へも展開し、体験格差を解消する社会モデルを確立する。 |
報酬プラン |
A:プロボノ(無報酬)、6時間/週
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採用予定人数 | 4 |
こんな人に来てほしい! |
3ヶ月のプロジェクトのため、以下のような方に是非ご参加いただきたいです!
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個別説明会 |
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オンライン面談候補日 |
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