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【離島の未来PJ】瀬戸内の人口5人の佐合島を、次の100年も「継ぎたくなる島」にしたい

  • 山口県
人口5人の島から未来をつくる会
  • 生煮え度
募集中 公開中

プロジェクト概要

山口県平生町に属する瀬戸内海の離島・佐合島(さごうじま)。現在の人口はわずか5名、4世帯。
それでも年間8,000人が訪れ、元地域おこし協力隊の若手移住者や都市部からの関係人口がいて、人口では測れない営みと可能性がある島です。

この島の「これから」を、住民と一緒に考えるプロジェクトです。3ヶ月間で、現状の調査と先行事例のリサーチを重ね、3つの問いに対する「何をするのか」の素案をつくり、島の住民に届けるところまでを目指します。

【問い①:島に人が入れるようにするには?──土地と建物のコモンズ化】
相続で放置された空き家や所有者不明の土地が増え、島に関心を持つ人がいても入口がない。島の不動産を個人の所有に閉じず、みんなで活用・管理していく「コモンズ」の仕組みをどう設計するか。

【問い②:行政に頼らず暮らしの基盤を維持するには?──オフグリッドと自治の仕組み】
人口5人に対して、水道維持に年間200〜300万円、送電設備に年間約1,000万円。都市と同じインフラを維持し続けることは、もう限界。井戸水の自家浄水、太陽光+蓄電池によるオフグリッドへの移行を検討している中で、住民自身がインフラを把握・判断・維持できる「自治の仕組み」をどう設計するか。

【問い③:山と海の手入れを、暮らしの中で続けるには?──里山・里海の仕組みづくり】
人の手が届かなくなった山ではイノシシが増え、海ではアマモ場が減少。かつての里山・里海の循環が崩れつつある。山林の手入れや海辺の変化の記録を、暮らしの営みの中で自然と続けられる仕組みと、島外の人が関われる「関わり代」をどうデザインするか。

3つのテーマのうち、関心のあるテーマを選んで参加いただけます。テーマ横断で全体像を俯瞰する役割も歓迎です。

根底にある想い・ビジョン

「瀬戸内の100年後の原風景をつくる」
佐合島が目指しているのは、単に「島を存続させる」ことではありません。100年後、誰かがこの島を見たときに「ここには瀬戸内の原風景が残っている」と感じられる場所であり続けること。それが私たちのビジョンです。

日本には同じ構造的課題を抱える地域が無数にあります。人口が減り、インフラの維持コストが住民の数に見合わなくなり、暮らしの基盤が「自分たちの外」で決められ、ある日突然「維持できません」と告げられる。

一方で、佐合島には人口5人だからこその強みがあります。住民全員と顔を合わせて話ができる。合意形成に何年もかからない。都市部では不可能な「インフラの統合的な再設計」が、この島の規模だからこそできる。

放置された山と海を再び手入れし、宙に浮いた家や土地をみんなで活かし、「この島を継ぎたい」と思う人が自然と生まれるような場をつくる。暮らしの基盤と、自然と、土地が一体となって、人の営みを生み続ける島。それが「継ぎたくなる島」の姿です。

今抱えている課題

3つの問いの根っこにある課題は一つです。「島の暮らしが、自分たちの手の中にない」ということ。
土地も、インフラも、自然環境も、外の誰かが決めて、外の誰かが維持して、いつか外の誰かが「もう無理です」と言う。その構造を変えない限り、何をやっても対症療法にしかなりません。
今回のBeyondersでは、この構造に対して「自分たちの手で回せる仕組み」の初期設計に取り組みたいと考えています。

3か月間のプロジェクトのゴール

問いに対して「何をするのか」の素案をつくり、島の住民に「それならできそう」と思ってもらうこと。
リサーチやアイデア出しで終わらせず、住民にわかる言葉で伝え、納得してもらうところまでを目指します。
問い①:空き家・土地の現状を整理し、コモンズ的に活用するモデルの素案を提示する
問い②:水道・電力の状態を住民が把握し、自分たちで判断・維持していくための運用案をまとめる
問い③:山と海の手入れに島内外の人が継続的に関われる仕組みを企画する。可能であれば1回トライアル

【進め方】
・現地キックオフ(7/4-5、佐合島): フィールドワーク、住民との顔合わせ、チームビルディング
・プロジェクト期間中: 各自リサーチ+定例MTG+住民へのオンラインヒアリング(1回以上)
・最終報告: 住民を交えたオンライン報告会
※定例MTGは平日朝など、メンバーと調整のうえ曜日・時間を固定
※基本はオンラインですが、不定期で都内オフ会も企画します
※現地キックオフの交通費はご自身でご負担ください

【東京からのアクセス】
往路:7/4(土) 羽田(9:10)→岩国(10:55)→レンタカーで麻里布港→佐合島着(14:00)
復路:7/5(日) 佐合島(12:00)→岩国(14:50)→羽田(16:15)
※港の情報はこちら
https://www.town.hirao.lg.jp/kurashi/koutsu/1457314042562.html

プロジェクトの先にあるこの事業のゴール

佐合島を「人口減少時代に、小さな地域が自分たちの手で暮らしを維持していくモデル」として確立すること。
2027年度中にオフグリッド化の実証実験を開始し、空き家・土地の一部がコモンズ的に活用され、山と海の手入れが定期的に行われている状態を目指しています。
その先に、同様の課題を抱える離島・中山間地域への横展開を見据えています。
今回の3ヶ月が、すべての起点になります。

プロジェクトオーナー(法人)自己紹介

「人口5人の島から未来をつくる会」は、島の土地と家を相続した夫婦二人の任意団体です。佐合島を拠点に、「瀬戸内の100年後の原風景をつくる」をビジョンに掲げています。
2025年、『風の谷という希望』安宅和人氏らが審査するPoliPoli「1万人未来圏」政策懸賞論文にて大賞を受賞。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000294.000032735.html

【参考】
佐合島について:https://shima-omoi.com/research/island.php?id=50
インタビュー記事:https://ritokei.com/pickup/https-ritokei-com-pickup-ishiarumirai_05

プロジェクトオーナー(個人)自己紹介

梅本 将輝(Umemoto Shoki)
祖父から島の土地と家の相続を持ちかけられたことをきっかけに、人口減少時代に小さな地域がどう生き残るかを考えるようになりました。全国の離島やローカルを巡り、離島経済新聞でプロボノをし、狩猟免許を取ってイノシシを追いかけ、週末に畑を耕す日々ですが、本業は東京のスタートアップで宇宙開発に携わっています。限られた資源で生命を維持する仕組みをつくるという点で、宇宙と離島は意外と似ています。

事務局からのコメント

瀬戸内海の小さな佐合島(人口5名)の次の100年を共に描くこのプロジェクトでは、答えのない問いに向き合いながら、島の魅力と暮らしの基盤をつくる仕組みを考えるというもの。問いとして3つ上げてくださっていますが、単独の問題に見える空き地、空き家、インフラ、里山手入れ不足――実は“面”としてつながる地方の課題群であり、そのネットワークを理解し、相互に作用させることで解決策も浮かび上がるのではないかと思っています。梅本ご夫妻の深い島内ネットワークを活かしながら、地域の方と直接連携し、自分自身の企画力や課題解決力を高められます。佐合島での経験は普段の業務にも新たな視点をもたらし、価値観を一気に広げる機会となりそうです。

法人概要

所在地: 山口県熊毛郡平生町佐合島
従業員数: ー(夫婦2人の任意団体)
売上・予算規模:
事業内容:

・島の維持管理
・普及活動

募集概要

報酬プラン A:プロボノ(無報酬)、6時間/週
採用予定人数 3〜4程度
こんな人に来てほしい!

・「小さな場所から社会の仕組みを変えてみたい」と思っている方
・答えのない問いを一緒に考えるのが好きな方
・現地に足を運び、住民と対話しながら進めることに前向きな方

人口5人の島で、住民と膝を突き合わせながら「暮らしの仕組み」を構想していくプロセスは、他では得がたい経験になるはずです。一緒に、この島の未来を考えてくれる仲間を探しています。

個別説明会
  • 1回目:2026/04/22(水) 08:00-09:00
  • 2回目:2026/05/02(土) 20:00-21:00
  • 3回目:2026/05/13(水) 20:00-21:00
オンライン面談候補日
  • 1回目:2026/05/20(水) 19:00-22:00
  • 2回目:2026/05/25(月) 19:00-22:00
  • 3回目:2026/05/31(日) 08:00-21:00
キックオフMTG候補日
  • 1回目:2026/07/04(土) 14:00-20:00
  • 2回目:2026/07/05(日) 08:00-12:00

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