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メディアが生物多様性に与える影響を見える化する調査・ツール・発信基盤づくり

  • 東京都
一般社団法人 Rooting Our Own Tomorrows(ROOTs)
  • 生煮え度
募集中 公開中

プロジェクト概要

生物多様性メディア機構 ROOTsは、メディアが生物多様性に与える影響を研究・可視化し、科学とメディアをつなぐ仕組みづくりを通じて、よりよい意思決定を支えることを目指す団体です。

その実現に向けて、ROOTsでは今年を活動基盤を築く一年と位置づけています。調査研究を進めながら、メディア関係者との勉強会やレポート発信を重ね、対話を積み重ねていくフェーズにあります。

本プロジェクトでは、その取り組みを社会に広げていくための「調査・ツール・発信基盤」を整えます。特に今回は、①〜③を主な募集プロジェクトとして位置づけています。いずれも、今年のROOTsが重視している「調査研究をメディアに届け、対話につなげる」ための基盤づくりに直結するテーマです。
具体的には、以下のような作業を担っていただきたいと考えています。

①クマ報道に関する政策動向の調査とレポート作成
社会的関心の高いクマ問題を題材に、メディア報道が社会的意思決定にどのように影響しているのかを読み解く取り組みです。ROOTsでは、報道の内容を踏まえながら、国や自治体の政策がどのように変化してきたのかを主に調査したいと考えています。プロボノの方には、政策動向や自治体対応の整理、資料収集、時系列の把握などを中心に関わっていただき、ROOTsが全体をまとめる中で、政策変化の特徴を一緒に分析していければと考えています。

②ROOTsのHPや情報発信コンテンツの改善
現在進めている調査研究の内容や活動の意図が、メディア関係者や一般の方により伝わるよう、ホームページや情報発信コンテンツの構成を見直します。現在のHP制作者からROOTsメンバーへ運用を引き継ぎ、継続的に情報発信していくための流れを整理したいと考えています。ブログやSNSも含めた発信導線や見せ方を整え、調査結果や活動の意義が分かりやすく届く状態を目指します。

③クリエイターパートナーシップの企画とインタビューページの構築
さまざまな表現の現場で生きものや自然に向き合っているクリエイターに焦点を当て、その姿勢や思い、制作の背景を伝える取り組みです。すでに過去のイベントで実施したインタビューが2件あり、本プロジェクトではまずその編集と、掲載先となるHPページのベースづくりを進めたいと考えています。あわせて、今あらためて着目しているテーマについて追加インタビューも行いたいため、その企画整理や取材設計、記事化、ページづくりを一緒に進めていただきたいです。インタビューや紹介ページを通じて、メディアと生物多様性の関係を前向きに広げ、応援やつながりを生み出す発信の土台をつくります。
また、これらと並行して進めているテーマもあります。主な募集対象は①〜③ですが、関心がある方には、状況に応じて一緒に検討していただけたらと考えています。

・バズりを早期可視化する「火種レーダー」の整理・設計
SNS上で生きものに関する話題や投稿の広がり方を早期に把握し、どの動物種や投稿内容が注目を集めているのかを検知する仕組みを設計します。さらに、その後に生じる反応や行動パターンを分析するための整理も行い、今後の調査や発信に活かせる基盤をつくります。

・ROOTsの活動の社会的影響の評価方法の整理・設計
ROOTsの活動や発信が、社会の理解や行動、メディアの意思決定にどのような変化をもたらしたかを定量的に捉えるための方法を整理します。行動変容の指標や評価方法を設計し、今後の活動改善や説明責任につながる基盤をつくります。

調査整理やレポート作成、文章編集、ウェブ発信、情報分析や仕組み設計など、さまざまな形で関わっていただけるプロジェクトです。
また、生きものや自然に関心のある方、動物が好きな方にとっても、「メディアと生物多様性」という新しい分野に関わる機会になると思います。専門分野に限らず、多様なバックグラウンドを持つ方の参加を歓迎します。

https://www.roots-wildlife.org/
https://note.com/roots_wildlife

根底にある想い・ビジョン

みなさんは、生きものとどこで出会いますか。
実際の自然の中よりも、テレビやSNSなどメディアの画面越しに見る機会の方が多いのではないでしょうか。

現代では、多くの人にとって生きものとの接点は、自然の中よりもメディアにあります。
そして、その時どんな映像や言葉で伝えられるかによって、生きものの印象は大きく変わります。

メディアは、人々に自然を身近に感じさせ、「守りたい」という気持ちを育む大きな力を持っています。
一方で、伝え方によっては、生きものへの誤解や不適切な関わりを生む可能性もあります。

ROOTsは、こうしたメディアと社会の関係に着目し、
「人と生きものの未来を、メディアの力でつなぐ。」ことを目指しています。

その取り組みを通じて、生物多様性への理解が社会に根付き、メディアがその理解を広げ、次の世代へとつないでいくこと。
人と生きものが織りなす多様な関係の中で、生物多様性の損失を食い止め、回復への道が開かれ、自然の豊かさが未来へ受け継がれていく社会を実現したいと考えています。

この「メディアと生物多様性の関係」を体系的に扱う取り組みは、国内外でもまだ限られています。だからこそ、この分野に新しい基盤を築いていく必要があると考えています。

今抱えている課題

ROOTsは現在、理事3名がそれぞれ本業を持ちながら立ち上げ期の活動を進めています。
今年は、調査研究の成果をレポートや勉強会を通じて発信し、メディア関係者との対話を深めていく 重要な基盤形成の一年と位置づけています。

一方で、創業初期の団体であるためマンパワーが限られており、調査研究を社会に伝わる形に整理し、発信していくための体制が十分に整っていないのが現状です。
研究者や獣医師としての専門知見はあるものの、それを社会やメディアが理解し活用できる形に翻訳するための発信設計や仕組みづくりには、力不足を感じています。

また、「メディアが生物多様性に影響を与える」という認識は感覚的には広く共有されていますが、その関係を体系的に示したエビデンスや分析は、国内ではほとんど提示されていません。
そのため、メディア関係者と建設的な対話を進めるためにも、調査やレポートを通じてこの関係を可視化し、具体的な判断材料として提示していくことが重要だと考えています。

メディアが生物多様性に関する知見を理解し、制作の現場で活用できるようにするためには、研究成果を社会に伝わる形に整理すると同時に、メディアとの関係性を築いていくことが不可欠です。

今回のプロジェクトでは、調査整理や発信基盤の整備、ツールの設計などを通じて、ROOTsの活動を社会につなげる土台を整えたいと考えています。
これらの取り組みを積み重ねていくことが、メディアとの継続的な対話を生み、ビジョンの実現につながる最初の一歩になると考えています。

3か月間のプロジェクトのゴール

<定性的ゴール>
3か月で、ROOTsの調査研究・情報発信・メディアとの対話を支える活動基盤の骨格を整えることを目指します。
特に、クマ報道を切り口にした政策動向の整理、HPや発信導線の改善、クリエイターパートナーシップの立ち上げ準備を通じて、調査研究をメディアに届け、対話につなげていくための基盤をかたちにします。
このプロジェクトを通じて、ROOTsの活動が「個別の研究や発信」から、「継続的に社会へ届け、メディアとの対話を生み出す仕組み」へと一歩進む状態を目指します。

<定量的ゴール>
①クマ報道に関する調査レポート完成
②HPや発信コンテンツの改善、改修、機能開始
③クリエイターパートナーシップの企画とインタビューページの作成

プロジェクトの先にあるこの事業のゴール

<定性的ゴール>
本プロジェクトの先には、メディアにおける生きものの表現について、科学的知見に基づく判断材料が共有され、制作現場で参照されるスタンダードが生まれることを目標としています。
その取り組みを通じて、メディア表現が生物多様性への理解を深め、保全に貢献する社会を実現し、メディアの影響力が自然と生きものを守る力として社会の中で機能することを最終的なゴールとしています。

<定量的ゴール>
短期(~1年)
・メディアの影響評価のレポート公開:3本
・メディア関係者向け勉強会・対話イベント:3回

中期(3〜5年)
・ROOTsのガイドラインを参考にした旨の制作側からの申告またはクレジット記載がある制作事例:3件以上

長期(2030年頃)
・「生きもの・生物多様性ガイドライン」が放映基準として策定され、制作プロセスで参照される状態
・メディア表現が生物多様性の理解・保全に寄与する社会の実現

プロジェクトオーナー(法人)自己紹介

人と生きものの未来を、メディアの力でつなぐ。          
生物多様性メディア機構 ROOTs (Rooting Our Own Tomorrows)

私たちROOTsは、
メディアと生物多様性の関係を研究・可視化し、
科学とメディアを結ぶ仕組みづくりを通じて、
人と生きものの未来につながる意思決定を支える非営利団体です。

その取り組みを通じて、
生物多様性への理解が社会に根付き、
人々の意思決定と行動が、自然とともに織りなす明日へつながる社会を目指しています。

プロジェクトオーナー(個人)自己紹介

長倉 綾子(ながくら あやこ)
生物多様性メディア機構 Rooting Our Own Tomorrows(ROOTs)理事/獣医師

獣医師として、動物行政、公立・民間動物園、動物病院など、動物に関わるさまざまな現場を経験してきました。動物の流通や飼育の現実、人と動物の接点で起きる課題に向き合ってきました。
現在は動物病院勤務と往診診療を行いながら、ROOTsでは動物福祉の視点を担当しています。相棒「ひじり」は、立ち上げに関わった市の成犬譲渡制度を通じて出会いました。

生物多様性の課題に、保全と動物福祉の両面から前向きに取り組むこのチームのあり方に魅力を感じています。専門分野に限らず、さまざまな視点を持つ方と対話しながら、一緒にプロジェクトを進めていきたいと思っています。

事務局からのコメント

メディアが生き物、自然を取り上げる時の言葉や映像、切り取り、なにをどんな風に選択するかによって、受け取る人の認識に影響を与えます。一般社団法人Rooting Our Own Tomorrows(ROOTs)さんのプロジェクトは、メディアが人や社会にどんな影響を与えているのか、その関係を研究・可視化し、仕組みづくりで意思決定に働きかけます。

今回はROOTsが基盤とする、調査研究をメディアに届け、対話につなげることに直結する「調査・ツール・発信基盤」の整理を3つの切り口から進める仲間を募集しています。これらの作業や挑戦を共にし、社会と生物多様性とメディアの関係性について踏み込んで考え関わっていくことで、ご自身にとって新たな発見や気づきが得られると思います!

法人概要

所在地: 東京都中央区日本橋室町1丁目11番12号 日本橋水野ビル7階
従業員数: 3名
売上・予算規模:
事業内容:

人と生きものの未来を、メディアの力でつなぐ。
現代の私たちは、自然の中で直接生きものに触れる機会よりも、画面越しのメディアを通してその姿を知る機会の方が多いかもしれません。
メディアには、そんな「遠く離れた自然にいる生きもの」を身近に引き寄せ、人々の心を動かし、「守りたい」という気持ちを育む大きな力を持っています。
しかしその一方で、伝え方によっては自然を壊してしまう危うさも持っています。
だからこそROOTsは、メディアと生物多様性の関係を研究・可視化し、科学とメディアを結ぶ仕組みづくりで、その意思決定を支えています。

募集概要

報酬プラン A:プロボノ(無報酬)、6時間/週
B:プロボノ(無報酬)、2日(16時間)/週
採用予定人数 3名
こんな人に来てほしい!

生きものや自然に関心がある方、メディアや社会の仕組みを通じて社会課題に向き合うことに興味のある方と一緒に取り組めたら嬉しいです。専門分野やこれまでの経験に関わらず、対話を大切にしながらプロジェクトを進めていける方を歓迎します。
また、リサーチや情報整理、文章作成、編集、ウェブ発信などの経験をお持ちの方には、それぞれの得意分野を活かして関わっていただける場面もあると思います。

個別説明会
  • 1回目:2026/04/24(金) 18:00-19:00
  • 2回目:2026/04/29(水) 13:00-14:00
  • 3回目:2026/05/07(木) 18:00-19:00
オンライン面談候補日
  • 1回目:2026/05/20(水) 13:00-19:00
  • 2回目:2026/05/22(金) 13:00-19:00
  • 3回目:2026/05/30(土) 13:00-18:00
キックオフMTG候補日
  • 1回目:2026/07/01(水) 13:00-16:00
  • 2回目:2026/07/03(金) 13:00-16:00

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