東京23区の中で貧困問題が顕著な足立区にお住いの困窮子育て家庭を対象とした「困窮子育て家庭の『選択格差』実態調査」を実施し、政策提言に繋げる等の社会を巻き込んだ運動を起こしたいです。
●調査で明らかにしたいこと
・経済的に困難を抱える子育て家庭とそうでない子育て家庭との間で、社会保障制度等の子育て支援制度の利用率に差はあるのか?
・もし差があるのだとしたら、なぜ差が出るのか?
・その差を埋める解決策は何か?先駆的ICTアウトリーチ(※1)手法の開発
※1 必要な支援が届かない人に、積極的に支援を届けること
●調査対象
・チョイふる食支援で繋がっている困窮子育て家庭 約300世帯
・足立区内の相対的貧困ライン以下で生活する困窮子育て家庭
●2024年2月末時点のゴール
・『選択格差』白書の調査設計が完了している
●チョイふるのビジョン
『選択格差の解消』:生まれ育った環境に関わらず、子どもが将来に希望を持てる社会の実現
今日、日本では250万人以上の子どもたちが貧困の中で暮らしています。貧困を選択肢が限られた状態と見なし、私たちは彼らが望む選択肢を少しでも身近にすることを目指します。
チョイふる食支援のご利用者様約200世帯へのアンケート調査によると、「就学援助/生活保護/生活困窮者の自立相談窓口/児童扶養手当/母子家庭等就業・自立支援センター」等の国のサービスで2~3割、「あだちファミリー・サポート・センター事業/子育て短期支援事業(ショート・ステイ)/ NPOなどによる子ども食堂/学校が実施している補講(学習支援)/ NPOなどによる学校以外が実施する学習支援」等の区内のサービスでは4割もの困窮子育て世帯が支援サービスを上手く活用できていない状況があります。
現在は、必要な支援が届かない要因を「敷居の壁」「距離の壁」「時間の壁」の3つの壁として整理しているが、他にも様々な要因が考えられる。そこで、定量的な調査を行い、本当の実態を可視化することで、必要な打ち手(政策・事業)を社会を巻き込んだ形で実施したいです。
政策分野でもアウトリーチ(必要な支援が届かない人に、積極的に支援情報を届けること)の重要性が叫ばれて久しいにも関わらず、困窮子育て家庭の支援ニーズも多岐に渡り、個別最適な支援情報を届けられていない現状があります。
そのため、今回の調査研究プロジェクトで、『選択格差』問題を構造化し、センターピンとなる施策を世の中に示す必要があると考えています。
●2024年2月末時点のゴール:『選択格差』白書の調査設計が完了している
※下記1~5の3までが完了している状態
1.取り組む社会課題
・今後、重点的に取り組む社会課題
・その社会課題を生む要因と構造
2.重点対象(調査対象)
・属性群で5つ程度
例えば、足立区在住の相対的貧困ライン以下で生活する子育て家庭を下記の属性群に分ける。
①既存の支援制度を活用できている
②既存の支援制度を知っているが、活用していない(利用したいと思わない)
③既存の支援制度を知っているが、活用できていない(利用したいができない)
④既存の支援制度をそもそも知らない
3.調査概要
・上記5つ程度の属性群に関する調査項目と方法
・上記5つ程度の属性群ごとの調査件数目標
4.調査結果と分析
・調査結果(集計)※属性群ごとの調査数・回答率など
・調査で確認できた(=従来の理解や予測通りだった)こと
・調査で発見した(=従来の理解や予測とは異なる結果や、新たな事実)こと
5.調査結果に基づく活動・事業の修正案
●2024年7月までのゴール:下記4・5までが完了している状態
1.取り組む社会課題
・今後、重点的に取り組む社会課題
・その社会課題を生む要因と構造
2.重点対象(調査対象)
・属性群で5つ程度
例えば、足立区在住の相対的貧困ライン以下で生活する子育て家庭を下記の属性群に分ける。
①既存の支援制度を活用できている
②既存の支援制度を知っているが、活用していない(利用したいと思わない)
③既存の支援制度を知っているが、活用できていない(利用したいができない)
④既存の支援制度をそもそも知らない
3.調査概要
・上記5つ程度の属性群に関する調査項目と方法
・上記5つ程度の属性群ごとの調査件数目標
4.調査結果と分析
・調査結果(集計)※属性群ごとの調査数・回答率など
・調査で確認できた(=従来の理解や予測通りだった)こと
・調査で発見した(=従来の理解や予測とは異なる結果や、新たな事実)こと
5.調査結果に基づく活動・事業の修正案
一般社団法人チョイふるは、社会経済的に困難を抱える子どもたちが「チョイス」(選択肢)を「ふる」(たくさん)に感じられる社会をつくりたいという思いを込めて設立した団体です。
日本社会に多くのセーフティーネットがあるにもかかわらず、既存の支援に辿り着けない・頼れる存在がいないことが子どもの貧困問題が減らない大きな要因だと考えています。
つまり、「(本来はたくさんあるはずの)選択肢の少なさ」が、相対的貧困状態で暮らす250万人以上の子どもが抱える課題の解決を困難にしているということです。
私たち一般社団法人チョイふるは、上記のような課題解決を目指して、リアル(オフライン)とオンラインの両輪で、地域から孤立しがちな困窮子育て家庭と「つながり」、必要な支援情報を提供しながら「ささえる」活動を展開することで、必要な社会資源に繋ぐ活動をしています。
リアル(オフライン)では、こども宅食という食品配達をツールに困窮子育て家庭と"つながり"、子ども食堂に遊びの体験をプラスした、家でも学校(職場)でもない親子にとってのサードプレイスで"ささえる"活動を行っいる。一方、オンラインでは、無料通信アプリLINEを使用して、子育て支援情報の提供で”つながり”、親子が気軽に遊びに来れるオンライン上の公園で”ささえる”活動を行っています。
●簡単な経歴
1990年、鹿児島県生まれ。大学卒業後、小学校教員・JICA海外協力隊での教育現場を経て、2021年に一般社団法人「チョイふる」を設立し、代表理事に就任。
●活動開始に至った原体験や想い
僕が高校2年生の頃、親父が地元の鹿児島から県外へ出稼ぎに家を出ていきました。日頃から喧嘩の絶えない家庭でしたが、その時は特に深く考えたことはありませんでした。
その後、大学受験に失敗したことで新聞奨学生制度を利用しながら浪人生をやろうと考えますが、その制度を知った時には既に募集は締め切られていました。私立大学への進学はそもそも選択肢に入ってないし、浪人することも叶わない。今となっては大げさな話ですが、その当時の僕にとっては自分の人生を諦めたいと思うほど、辛い現実でした。
なので、「諦めることが当たり前」の子たちがたくさんの選択肢に恵まれるような活動をしたいと思うようになりました。
代表の栗野さんはご自身の原体験もあり、この課題に真剣に取り組んでいます。上記でも述べられていましたが、制度の狭間に落ちてしまっている方々には、支援を届けるのこと自体がとても難しい状況です。いくら支援策があっても、どうやって届けるのか?そこが解決されることが不可欠です。今回、調査を通じてその一助になることを狙っています。共感する方はぜひ一緒に試行錯誤してみてください。
所在地: | 東京都足立区伊興本町2-8-11 |
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従業員数: | 2 |
売上・予算規模: | 2000万円 |
事業内容: |
一般社団法人チョイふるは、子どもの貧困問題に取り組む団体です。
そこで私たちは、食料品の無料配達等をツールとして、地域から孤立しがちな困窮子育て家庭と「つながる」ための活動をしています。さらには、つながったご家庭を「ささえる」ために、地域住民や学校、専門機関等と連携しながら、既存の支援につなげるまで伴走することにも取り組んでいます。 こうした「つながる」そして「ささえる」、2つの事業を柱として、困窮家庭の子どもを地域(ぐるみ)で育てるための仕組みづくりをしています。 |
報酬プラン |
A:プロボノ(無報酬)、6時間/週
B:プロボノ(無報酬)、2日(16時間)/週 |
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採用予定人数 | 4 |
こんな人に来てほしい! |
●チョイふるの使命と活動理念・方針に共感してくださる方 ●子どもを取り巻く環境改善に強い関心・意欲がある方 ●調査に取り組むことに抵抗がない方(研究者との共同研究も考えているため、調査のプロである必要はありません。) |
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