【産業DX】国内約99%を占める中小食品メーカーとともに、食品産業の構造改革に挑みませんか

私たちの日々の生活を支えている食品。子どもの頃から親しんでいるロングセラー商品も、SNSで話題のヒット商品も、食品メーカーの不断の努力が生んできました。しかし、中小零細企業が約99%を占める食品製造業の現場では、未だアナログな業務のためにこの動きの中で疲弊しているのが現状です。私たち世代だけじゃなく、100年後も豊かな食を楽しめるためには、抜本的にオペレーションを見直す必要があります。

私たちと一緒に現場の方々の本質的な課題を策定し、その解決に向けてビジネスモデルを策定したり、必要なリソースを調達したりしながら、大きなインパクトを生む事業立ち上げを行う方を募集します。

>具体的な動き(3ヶ月間 想定)
・深い業界知識のインプット
・本質的な課題の策定
・対象顧客へのヒアリング・仮説検証
・MVPの要件定義, プロトタイプ作成

いま、フードシステムが変わろうとしています。
特に世界的に観測される原材料価格の高騰は、生産者が減少していく事実を踏まえて世の中に受け容れられているのが現状であり、「むしろこれまで(食品が安価だったことが)おかしかった」と関係者は口を揃えています。社会構造が変わる兆しがあるなかで、私たちがつくりたいのは生産者優位な流通構造です。いまだからこそ、食品流通の上でよりよい仕組みを構築できると感じています。

創業して1年、幾度かのピボット(事業転換)を経験してプロダクト開発に無心してきました。ただ、代表である私自身はだれにも負けない熱意とこの領域への愛はあるものの、肝心のビジネス経験が浅く、事業として芯を捉えたプロダクトを未だ作れていない状況にもどかしさを感じています。

この「そもそもどの現場課題を解くのか」と、ゼロに立ち返ることも厭わない覚悟です。この状況を突破するためには、多く他業界の構造と個社の改善事例をみてきたあなたの力が私たちには必要です。

食品製造業の方にとって、必要不可欠なプロダクトのローンチを目標にしています。
本機関において、bizdevチームと連携して月10人以上のヒアリングをすすめることで課題の解像度を高め、よいプロダクトに落とし込みます。(本期間中に外部からの資金調達を実施、開発予算として充当予定)。

食品製造業に特化したスタートアップとして顧客20社へのプロダクト導入が決定、堅実な売上を見込めている状態。具体的には、PMF(市場でのシェア寡占)までの成長曲線を描けており、次の資金調達までの事業計画(各KPI含む)までを落とし込めている状態が理想。

私たちfor Craftsは「だれもがものづくりを続けられる社会をつくる」をビジョンに、食品産業のあらゆる負を解決するスタートアップです。食品産業のDXをすすめるクラウド型商品開発管理プラットフォームを構想し、現在は品質管理部に特化した規格書SaaS「食品管理クラウド」を開発しております。

「食品管理クラウド」は、食品流通の上でやりとりされる規格書を作成・取引先への共有を効率化するSaaSです。これにより、属人化されていた本業務をだれでも・かんたんに行うことができ、商品開発・営業などのコアな業務に集中できる環境構築を支援します。

現在、食品専門商社での経験がある代表・岩本、大手小売での商品開発担当者を中心に業界知識に富むメンバーと、大手ITベンチャーにてBtoBプロダクト開発に携わるエンジニアで構成。

2年間かけてつくってきたクラウドサービスを手放してでも、中小食品メーカーの抱える本質的な経営課題に向き合いたいという岩本さんの想いにとにかく触れてみてほしいです。単純に中小企業の経営支援をするのではなく、サステナブルな業界構造へのトランジションを目指しています。
チョコレートなどのフェアトレード問題は、途上国と先進国というわかりやすい構造なので、問題として取り上げられやすいですが、近いような「ねじれ」が国内でも起きてしまっている、ということだと思っています。それは単に大企業が「搾取」している訳でもなく、構造上、生活者の多様なニーズに応えようとするとこの「ねじれ」が生じてしまう。どちらかというと、私たち生活者こそ原因を生み出す側かもしれません。それをITの力も活用しながら新しいカタチを模索するチャレンジです。