高卒就職をする地方高校生が、より良いキャリアを実現することを支援するプロジェクトです。
「高校生の育成」と「地域企業の人材確保・若手育成」のマッチングをするプログラム開発
◎高校側の課題・・・高校生の育成に悩みを抱えている
◎企業側の課題・・・人材確保や、若手の早期離職について悩みを抱えている
◎高校生の課題・・・自分のやりたいことがわからない、自分に自信がない
例えば、高校生が地域企業で訓練生(給与をもらいながら育成をしてもらう)として仕事に関わり、仕事や働く人の、振り返りと発表を行うプログラムを実施。お金をもらいながら職業を体験でき、高校生はそのスキルを就職の時に活用できるようになる。企業は会社を知ってもらい、そのまま就職してもらうことに繋げられる。この他にも、高校生の育成と企業の課題を解決できるプログラムを考えたいです。※あくまで一例なので、まっさらな状態で多様なアイデアが欲しいです。
▼1か月目
・プロジェクトオーナー、参加者の顔合わせ
・スケジュールやゴールの確認
・高校や企業ヒアリングの準備(質問、仮説があればぶつける)
▼2か月目
・高校の先生や高校生へのヒアリング
・企業への課題ヒアリング
▼3か月目
・ヒアリングのまとめ
・解決策、プログラムの考案
高校生が自分のキャリアをイメージできる、多様な選択肢の中から納得して進路を選べる環境がある状態を目指していきたいと考えています。
現在、青森県五戸町という人口1万6000人弱の町で、ユースセンターという10代の居場所を運営しています。一昨年から地域に唯一あった高校が廃校になり、高校生は町外の学校へ進学してしまうため、町で高校生を見かけることがほとんどなくなりました。少子高齢化と人口減少もあって、地域のコミュニティの力も落ちてきて、町でこどもを見守る、育てるという機能も弱くなってきています。子どもの数が減った影響で、人数が足りず維持できない部活も出てきていて、こどもたちの体験機会も減っています。このままでは、地域での良い思い出がないまま、地域外に出てそのまま帰ってこない若者が増え、負の連鎖に入ってしまいます。
この課題に対する動きの一つとして、こどもや若者が安心していられる、自分の意思表明や挑戦をしても良い心理的安全性が担保された居場所、ユースセンターという場所を立ち上げました。五戸に住む中学生を中心としたたくさんの子どもに利用してもらえる施設になっています。次のステップとして、この拠点から外に出て、社会との接点の中で自分の望むキャリアを歩んでいける10代が増えて欲しいと思っています。今回のプロジェクトは、ユースセンター事業で関わりがある高校生に将来の選択肢を広げるきっかけを与えられるプログラム開発をしたいという想いのもと、実現を目指して取り組んでいきます。
青森県は、引っ込み思案な高校生が多く、高校生が社会と接する機会の少なさ、自分で機会を掴み取る力が弱いことが課題だと感じています。本プロジェクトオーナーも、高校時代に受験勉強に追われ、社会との接点を持てる機会が少なく、将来の進路を選ぶ上でとっても迷った、選べなかったという経験がありました。青森県令和4年度青少年の意識に関する調査によると、「最近1年の地域活動への参加」に対して、参加したことがない高校生の割合が40.3%でした。
ある高校の先生と話した際、高校生が就職先を選ぶ基準として、「先輩が行ったことがある会社だから」「なんとなく知っている会社だから」という理由で選んでいる子が多いそうです。自分に合う会社を選ぼうという主体性を高校生から感じられないというのが現状だと思います。
令和4年の厚労省調査によると、高卒の3年以内退職率は35.9%、1年以内退職率16.3%というデータがあります。高校生は1人一社制という、1人の生徒が応募できる企業が1つという制度もあります。これも高校生の可能性を狭める仕組みの一つになっていると思います。
こういった高校生の現状に対して、社会に出て高校生が感じるギャップを、学生のうちにできるだけなくし、高校生が希望を持って社会に出ていける環境をつくっていきたいと考えています。
◎高卒就職の課題ヒアリング:青森県内の高校2校(それぞれ先生1人と高校生1人)と企業2社程度
◎高校と企業に提案できるプログラムの仮説ができている
青森県の高校生の状況を踏まえて、高校生が納得感を持って就職先を選べる環境をつくるために、まず現場ではどんな課題を抱えているかをリサーチしたいと思います。青森県内の高校2校と企業2社程度にヒアリングを行い、高校や高校生が高卒就職で抱える課題、企業が抱える課題、そのリアルな環境を知っていただきたいと考えております。※基本的にはオンラインで進行しますが、希望があれば現地に来ていただいて直接ヒアリングを行うことも大歓迎です。そのヒアリングとリサーチをもとに、高校生が主体的に自分の進路先を選べるようになるプログラムの仮説を見出すことをゴールとして進めていきます。来年度、高校・企業とプログラムを実施するために、提案できるプログラムが定まっている状態を目指してプロジェクトに取り組んでいきます。
・高校生が自身のキャリアや適性について考える機会が増えることで、就職後のミスマッチが軽減される
・高校を卒業して県外に出る前に、地元企業を知る機会が増え、地元就職を前向きに選択できる生徒が増える
・経験を積みながら、自らキャリアを築ける高校生が増える
・人口減少社会の日本において、労働者が力を発揮しやすい環境をつくれる
・実現したモデルを青森県内、そして全国へ広げていきたい
2023年9月1日にできたばかりの新法人です。現在、居場所づくり事業やキャリア教育事業を行なっていますが、ほとんどがお金にならない事業です。それでも、地域のこどもや若者が自分らしく生きていくにはどうしたら良いか?を考え続け、がむしゃらに走っています。法人も代表もひよっこですが、次世代を担う若者が活力を持って社会をつくっていく未来を目指して、みなさんが提案してくれたことを必ず実現したいと思っていますので、ぜひ力を貸してください!
木村 優哉(きむら ゆうや) 一般社団法人 わのまち代表理事
青森県八戸市出身。消極的に残った地元で、大学生の時に面白いまちづくり活動に出会ったことがきっかけで、地域と若者をつなげ、若者の挑戦の機会をつくることを目指し始める。大学4年の時に実践型インターンシップに参加したことでよりその思いが強くなり、新卒で就職した一般企業を退職、Uターンして実践型インターンシップのコーディネートとして活動。ユースセンターの立ち上げや高校の探究・キャリア教育支援などに取り組みながら、2023年9月1日に一般社団法人わのまちを設立。こどもや若者が自分らしく挑戦できる地域社会づくりを目指して事業を行なっている。
日本の高卒就職に関しては、実は高度経済成長期時代の慣例がずっと続いており、今の時代に添わない構造的な課題があります。(参考:https://lab.jinjib.co.jp/archives/3135/)
日本は現在、少子化、そして大学進学率も減少傾向にある中で、高卒若者が活躍することは、日本の労働力を強くすることでもあり、キャリア感を変えていくものになっていくと想像できます。また、それにより地域の中小企業の人材不足も解消される希望も持てます。ただ、それが今うまくいっていないには必ず理由があるので、それをきちんと把握して、一つづつクリアしながら、社会を変化させていく、そんな小さな一歩を前進させるプロジェクトだと思います。20代の起業してたてほやほやの経営者ものとで、共に試行錯誤がされること期待してます!!
所在地: | 青森県三戸郡五戸町下大町13-1 |
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従業員数: | 1名(非常勤4名) |
売上・予算規模: | 500万/年 |
事業内容: |
すべての若者が自分の可能性を広げられる機会へアクセスできる地域社会を目指し、ユースセンターの設立・運営、高校の探究・キャリア教育支援を行っています。 |
報酬プラン |
A:プロボノ(無報酬)、6時間/週
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採用予定人数 | 最大2名 |
こんな人に来てほしい! |
◎青森県にゆかりがある、興味がある方
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