沖縄本島、真ん中の東海岸。満潮時には美ら海のエメラルドブルー、干潮時には沖縄最大級の干潟の眺望が楽しめる海中道路を渡った先に、橋で繋がった4つの島々、平安座(へんざ)島・浜比嘉島・宮城島・伊計島があります。
本プロジェクトの舞台は「浜比嘉島」。那覇空港から90分、車で行ける離島にある廃校を活用した施設「HAMACHŪ(ハマチュー):浜比嘉島地域交流拠点」です。
施設は滞在、仕事、交流が可能な機能がありワーケーションやリモートワークが可能なほか、地域との共創を目指したイベントなども開催。仕事に疲れた時には徒歩3分のビーチで夕日を眺めるなど、島の自然や文化に浸りつつウェルビーイングなあり方を模索できる拠点でもあります。
今回は、そんなHAMACHŪの機能のひとつ「オフィススペース」について、県内外の企業や大学などの活用ニーズについてリサーチを行うプロジェクトです。
HAMACHŪ https://hamachu-uruma.net/
■リサーチの内容(予定)
①コワーキングをキーにした移住・ワーケーション・サテライトオフィスなどの類似サービスでの成功事例の調査
②キーメッセージとペルソナの仮説の立案=どんな文脈やメッセージで、誰を呼び込むと浜比嘉島に来てもらえるのか
③②のプランついて企業へのニーズヒアリング
うるま市全体としては人口減少は進んでいないものの、浜比嘉島を含むうるま市の有人離島5つは10年で約20%の人口減少が進んでおり、浜比嘉島の人口も約380名、高齢化率46%で今後も少子高齢化の状況が進みます。HAMACHŪも元々は「浜中学校」であり島の方々が通っていましたが2012年に廃校となりました。
もちろん移住促進施策もありますが、空き家の活用には沖縄の島ならではの事情、祖先崇拝や縁故を大事にする風習もあり大きな状況の変化は起きていません。
しかしながら、うるまの島々には沖縄の風景を詰め込んだような素晴らしい自然、風土から生まれた食や景観や芸能などの生活文化、ゆいまーる(相互扶助)を体現する共同売店などの地縁コミュニティがあります。
私たちはHAMACHŪを拠点に、都市部のビジネスパーソンやこれからの生き方を探りたい方々などの島外人材と、浜比嘉島をはじめとする島々の姿を守ってきた島人との交わりを生みたいと考えています。
HAMACHŪのテーマは「島の暮らしと生き方の探究がチャンプル―する、みんなの学び舎」です。学校だった場所を活かし、訪れる方と島人が混ざりあい(チャンプルー)ながら過去やこれからを学び、島らしい未来の在り方を模索する拠点を目指しています。
HAMACHŪは2022年7月にオープン以来、長期滞在を中心に毎月延300泊程度の利用者がいます。一方、もう一つの機能である「仕事」については、コワーキングスペースの稼働はあるものの「オフィススペース」の利用は低調です。
基本的な資料等はあるものの、ターゲットとなるような組織や個人が見えず、また可能性がありそうな企業等にアプローチ・営業をかけていけるような体制も備えていないため、足踏みをしている状態でした。
このHAMACHŪの対象でもあるビジネスパーソンの方々のネットワークで、「よりオフィスを設置したくなる施設のあり方」についてリサーチを行い、施設やサービス、また営業活動のブラッシュアップを行っていきたいです
〇定性
・HAMACHŪのオフィス利用候補者の基本的な像(組織・個人)が見えている状態
・上記がレポートとして関係者等に共有可能なデータ化されている状態
・(可能であれば)営業可能リストの制作
・(さらに可能であれば)入居可能性がありそうな団体、個人が見えていること
〇定量
・上記レポートに必要な数のヒアリング数(?):100程度?(←全くイメージが沸いていません)
・(可能であれば)営業可能リスト数:20程度(直接説明に伺える数としては限度か)
・上記調査を基にした、新たな営業資料の制作
・営業可能リストをもとにした営業活動の実施
・オフィス利用者増によるHAMACHŪ利用者の多様性向上と、『コミュニティマネージャー』の設置
・『コミュニティマネージャー』をHUBにした、施設や地域を越境する『共創プログラム』の創出
・島に在るものと外部のクリエイティビティが混ざりあう、『未来が探究できる島々』へ
一般社団法人プロモーションうるまは「100年後のうるまをつくる」をテーマに、沖縄県うるま市を拠点に活動するまちづくり会社です。
HAMACHŪを拠点に移住促進や空き家活用、起業促進などの行政事業や、伊計島に本校があるN高等学校の地域体験コーディネート、うるま市の人材と出会う教育旅行「URUMA Quest Journey」などの自主事業を行っています。
さらには上記うるま市で得たノウハウを活かし、沖縄県からの受託事業として県内全域を対象とした移住促進施策の支援や関係人口創出プログラムも実施しています。
またHAMACHŪのほか、農水産拠点施設うるマルシェ、健康福祉センターうるみん、産業活性化拠点いちゅい具志川じんぶん館などの公共施設の管理も行い、うるま市民のQOL向上に向けて多岐に取り組んでいます。
菊地 竜生(きくち たつお)
一般社団法人プロモーションうるま 地域づくり事業部マネージャー
宮城県仙台市出身。宮城県内にて仙台市市民活動サポートセンターのセンター長、荒吐ロックフェスティバルでのNPOブースコーディネート、とっておきの音楽祭実行委員、Reborn-ART FESTIVALスタッフなど、「地域×市民活動×アート」を中心に多分野でのディレクションやコーディネートに取り組んできました。2017年2月の沖縄県うるま市伊計島でのお試し移住体験をきっかけに、2017年10月にうるま市平安座島に家族で移住し、同時にプロモ―ションうるまスタッフとして活動開始。主にはうるま市島しょ地域の移住定住促進、空き家活用、うるまシマダカラ芸術祭などの事業を担当しています。
浜比嘉島の元中学校の施設は、ロケーション最高!この場が、新しいライフスタイルや、地元のみなさんとの交流・イノベーションが生まれる起点になるように、是非一緒に知恵を絞らせてください。特に、コロナウィルスの感染拡大など目まぐるしく生活環境や価値観が揺さぶられる中で、「自分はどこに身を置き、どんな環境でどう暮らし、働きたいのか。社会とのつながりをどう持てるとよいのか。」は、多くの方の胸にある問いだと思います。
所在地: | 沖縄県うるま市田場1304-1-1F |
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従業員数: | 40名 |
売上・予算規模: | |
事業内容: |
■企業理念
■会社の主要業務
〇官公庁委託事業
〇自主企画事業
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報酬プラン |
A:プロボノ(無報酬)、6時間/週
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採用予定人数 | 2名ー4名 |
こんな人に来てほしい! |
・地域にリスペクト持てる人
※6月8日(土)のキックオフMTGは現地開催予定。該当期間の宿泊代は無料(旅費交通費、食費等は各自負担) |
個別説明会 |
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オンライン面談候補日 |
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キックオフMTG候補日 |
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