◯小布施町について
小布施町は長野県の北信地域に位置し、東京から新幹線と在来線を乗り継いで3時間程度の距離にあります。
人口は約1.1万人、直径5kmに収まる、長野県で最も面積が小さい町です。江戸時代には交通と経済の要所として栄え、その時に献上品として生産されていた小布施栗は今でも町の産業を支える特産品です。また、江戸末期には葛飾北斎が滞在し多くの作品を残していることや、企業や住民が庭を開放する「オープンガーデン」などにより「栗と北斎と花のまち」として知られています。歴史的風土を生かした町並み、北斎館や栗菓子店などもあり年間100万人が訪れる観光地です。また小布施町は「協働と交流のまちづくり」を掲げており、多くの教育機関と連携していて様々な分野の学生や研究者が町内でプロジェクトを行っています。
*近年で小布施町内で生まれているプロジェクト*
・ミライ構想カレッジ|NTT×東京大学×小布施町が連携し、「2050年の未来を私たちの手で作ろう」をテーマに次世代の人材とともに、来るべき2050年の日本社会のミライを構想・創造していくミライ構想型のカレッジプロジェクト
〔コメント〕PJオーナーの小宮山は初回のセッションを担当しています。初回セッションでは社会的共通資本を提唱した宇沢弘文の長女、占部さんやインフォーマル・パブリック・ライフの著者飯田さんを小布施にお呼びし、小布施のこれからのまちづくりを町内外の人々とともに考えます。町内外と連携し、協働しながら町について考える場を作ることができる雰囲気は、小布施の文化があってこそのものだと思います!
https://mirai-college-obuse.com/
・小布施 まちの人事部|人事や採用に関する知識やシステムを町内の中小企業の共通資本として開き、地域全体でひとづくりをしていくプロジェクト。具体的には、経営者向けの「ひとと事業の探究塾」や人材研修プログラム「まちの同期」を行っています。
〔コメント〕このプロジェクトは、小布施町全体で地域のひとづくりを行うことを目的としたプロジェクト。「ワクを超えて、オモイを分かち合い、シゴトを通じて実現する」ということをキーワードを用いて、小布施の産業を持続可能なものにするために集まったチームメンバーが日々奮闘しています、!
https://note.com/obusehub/m/mebe2577b5bfb
◯このプロジェクトについて
「わたしたちは自然の中で、様々な生物やものと共創している。そんなことを肌で感じ、何を考え、つくり、選んでいくか。そんなことを感じ、探究していく学び場をつくる」
小布施町全体をキャンパスに見立ててこのような学び場を実現するのがこのプロジェクトです。2024年9月に始動したこのプロジェクトは、2024年度2月に「多世代で豊かな暮らしを考えるプログラム」の実施を行います。具体的なプログラム内容はプロジェクトに参加するメンバーと決めていきますが、主には「農を通じた自然との関わりを感じるフィールドワーク」、「対話を通じた自分との関わり」、「まち歩きや町内のプレイヤーとの対話による他者との関わり」が生まれる仕掛けを作ります。プログラム参加者はこのプロセスを通して、自分自身が自然の営みのひとつだと自覚し、さまざまな生き物やものとの共創を意識し、自分自身の選択を考えられるようになります。
「AIやITの発展が進み、テレワークや生活のスマート化が進行しています。大型スーパーマーケットやショッピングモールの普及により利便性が高まる一方商店街はシャッター街に。調べ物も、本を探さなくてもChatGPTに聞けばすぐに答えが得られる。」夢の便利な世界がどんどん実現されている中で、環境問題や社会問題などそれに伴い社会の歪みが生じていることも事実です。そして近年では昔あった味わい深い文化を残したいという想いを持つ人も増えてきています。
文化や生活の更新が激しい現代においてわたしたちは、過去の文化、今の文化、未来の文化を同時に考え、何を選びつくっていきたいかを想像する必要があります。
それを想像するために、学びや自然、農、まちづくりなどが存在し、自ら選び、創造するためには、自己内省や自己理解が必要不可欠です。
「わたしたちは自然の中で、様々な生物やものと共創している。そんなことを肌で感じ、何を考え、つくり、選んでいくか。そんなことを感じ、探究していく学び場をつくる」私たちはこれをテーマに学びの場づくりをし、人々が自然や他者との共創を意識した選択、行動を選び、つくるようになることでより豊かな社会の実現を目指します。
今の状態としては、プロジェクトが始動したばかりです。チームメンバーには、現在学生5人とアドバイザーの社会人が数名います。
感じている課題
◯2024年2月に実施するプログラムの広報戦略・参加者募集
学生の方は都内と長野県内の学生がメンバーとなっているので広報するノウハウがあるのですが、社会人(このプロジェクトでは特に都内の方)への広報のノウハウがありません。このプロジェクトに参画していただいたら、都内の社会人に向けての広報ノウハウを調べていただき、実際に広報活動まで行っていただきたいです。
◯プログラム内容のブラッシュアップ
プログラム内容についてもそれぞれの目線を通してアドバイスをしていただきたいと思っています。これらにより地方人材の弱みである、都内人材へのアクセスやペルソナとしての目線による企画のブラッシュアップが実現できます。
3ヶ月後の全体ゴール
・プログラムの実施
・社会人5人、学生5人以上の参加を目標
・プログラム実施から分析を行い、2025年度に向けてさらにブラッシュアップされたプログラムを作れる材料を集めること
12月末のゴール
・本プログラムの参考プロジェクトのリサーチを踏まえ、学生が考えた企画へのアドバイスを行い、プログラムの大まかな形ができること
・都内社会人への広報方法のリサーチ
・都内社会人への広報開始
1月末のゴール
・都内社会人への広報運用
・プログラム実施への準備(プログラムの細かな詰めやロジ面)
2月末のゴール
・プログラムの実施
・プログラム実施後の分析
※キックオフとして、小布施に来ていただきフィールドワークをしていただければと思っています!
現在12/1を候補日にしていますが、日程調整中ですので面談しながら日程を確定できればと思っています。
◯プロジェクトの持続化と事業化
私たちは2024年2月のプログラム実施後、2025年からはさらにプログラムをブラッシュアップし定期的な事業として展開していきます。同時に教育機関の地域フィールドや企業研修の受け入れなども行い事業性を考慮して展開します。そのようにして、「わたしたちは自然の中で、様々な生物やものと共創している。そんなことを肌で感じ、何を考え、つくり、選んでいくか。そんなことを感じ、探究していく学び場をつくる」をテーマに、皆さん含め集まったメンバーとつくりたい学び場をつくりだします。
◯事業の形式知化と他地域への展開
この事業モデルを論文や本などにまとめ他地域でも実装できるようにします。それにより、あらゆる地域で人々が自然や他者との共創を意識した選択、行動を選び、つくるようになることでより豊かな社会の実現を目指します。
一般社団法人小布施まちイノベーションHUBは、長野県北部にある小さな町「小布施」を拠点に、地域内外のさまざまなステークホルダーが協働するハブとなり、事業を通じて地域課題の解決に貢献することをミッションとした団体です。最近では、①小布施町に拠点を置く企業を対象に、人材の獲得・育成・定着を支援する「小布施 まちの人事部」、②教育機関の地域フィールド受け入れなどを行っています。
また小布施まちイノベーションHUBの特徴として、特定のスタッフが常時動くというよりもプロジェクトごと町内外からメンバーを募りチームを作ります。組織の境が曖昧なため、町内の人々が集まるご飯会や飲み会が定期的に行われるのも魅力です!
事務局長のnote記事|https://note.com/obusehub/n/n21ad409ead37
小宮山文登|Ayato komiyama
小布施まちイノベーションHUB 小布施キャンパス化プロジェクト リーダー
山梨県出身。長野県立大学4年、ソーシャルイノベーション専攻。
〈やっていること〉
主には対話や非言語的アプローチを使い、「自ずから生み出される」場をつくっています。
・本や対話を使った住民向けワークショップ
・生成の教育学を起点とした高校生向けの授業設計・ファシリテーション
・自治体や学生の架け橋となり両者の叶えたい企画設計、並走
〈ひとこと〉
小布施町にはたくさんの魅力があります。その魅力を活かし、さまざまな人の思いを重ねながらつくっていくこのプロジェクトは10年後の未来にとても必要になってくると信じて活動しています!余白だらけのこのプロジェクトに飛び込んでくださる方をお待ちしています!
長野県小布施町は昨年「世界の持続可能な観光地TOP100選」に選出にされた町。その自然に囲まれた美しい町で始まるこの自己探求型の新しいプログラムは、学生や社会人が一緒になって自分自身と暮らしを見つめ直し、新しい気づきを得られる素晴らしい機会だと思います。自然の中で落ち着いた空気の中で、リトリートしながら、自分の価値観や未来の方向性をゆっくり考える時間が持てるでしょう。
また、地域の方々との交流や、さまざまな背景を持つ参加者同士で話し合うことで、新しい視点や学びもたくさん得られるはずです。小布施町ならではの温かい環境で、自分を深く知り、新しい一歩を踏み出すきっかけになるこのプログラムに、ぜひ多くの方に参加していただくために、ぜひ皆さんの知恵をお貸しいただけたらと思います。
所在地: | 長野県小布施町大字雁田605 |
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従業員数: | |
売上・予算規模: | |
事業内容: |
・課題調査、研究活動を支援する事業
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報酬プラン |
A:プロボノ(無報酬)、6時間/週
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採用予定人数 | 2 |
こんな人に来てほしい! |
・小布施町に興味がある!
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個別説明会 |
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