私たちLOOVIC(ルービック)株式会社は、一人でも多くの方が毎日の生活で外出機会を得ていただくための音声ナビ&ガイドアプリを開発しています。
これには主に2つの目的があります。
▶目的
①外出する動機を提供すること。②外出のしやすさを提供すること。です。
①外出する動機について
・地域の魅力発見と創出、そして声掛け。
②外出のしやすさ
・外出時の危険をできる限り回避しつつ、煩わしさなく自らの力で外出する。
①、②を実現するために、人が付き添っているかのようなサービスを開発しています。
本当は、付き添ってあげたいけど、今すぐその場にいられるわけではないため、付き添っているような感覚を提供する無人のナビ&ガイドを提供するアプリを開発しています。
▶課題
これは私たちの生活で課題となる、人口不足による人々の移動時における支援者不足の課題を解決します。
たとえば、こんなシーンです。
高齢者が外出するとき、たまになら、付き添えるが、毎日は付き添えないとしましょう。これが、ご自身と近しい存在だった時、病院まで付き添うや、散歩などで、転倒しないように安全支援することなども想像できるでしょう。
でも、皆さんも忙しくって働いていらっしゃることですから毎日はできないですよね。足腰が衰えないようにするためには、毎日外出が必要なのです。
▶背景
超高齢化社会では、1/3が高齢者となり、半分が認知症になるといわれています。その中でも私たちが着目しているのは、周りから気づかれにくい、白でも黒でもない方々です。仮にご自身に衰えがあったとしても、意識がはっきりしているうちは6割の方が認知症であることを自ら認めたいわけではありません。過疎化がすすむ3割の地方では、すでに地域人口の50%以上が高齢者という地域ということで、待ったなしなのです。
大切なことは、健康寿命を延ばしていただくこと。そのためには、毎日外出をしてもらう健康生活を維持してもらうことになります。
▶なぜ私が?
私は、出産時に脳に損傷を背負った子供を育ててきました。高次脳機能障害といい、その影響で空間の認知に苦手が発生したのです。歩くことはできるものの、自ら移動時の環境を把握しづらいという、空間認知障害を抱える人でした。そのため、毎日がリハビリテーションでした。自立して社会に出ていくトレーニングを行ってきたことで、幸いにも成長した今ではリハビリ効果が活き、自ら外出できるようになっています。しかしながら、この対応がとても大変でした。
実は、高次脳機能障害というのは、医学的に認知症ととても近しい症状であります。それぞれ特徴は異なったとしても、基本は脳の損傷か委縮かの違いだけなのです。というわけで、当事者に向かい、生活してきたことをそのまま技術開発をしてきたことが今にあります。
▶私たちのプロジェクト
直近では、地域の個性を惹きだす活動と個性を認める活動の両方を行っています。富山県のスマートシティに採択されていたり、内閣府指定プロジェクトとして、研究開発型スタートアップとして認定されていて、その活動をしています。
▶皆様に参加してもらい、取り組んでもらいたいこと
安心して地域にお出かけができる機会をつくり出したいと思います。
2つのプロジェクトがあり、みなさまとの相談しだいではあるのですが、
プロジェクト①地域の魅力発信
・動植物園などで、その施設の個性を発信し、利用者に体験会を開き、実施していただく。
・シニアの方々のお散歩コンテンツ発掘。地域の魅力創出
プロジェクト②高齢者支援
・特に高齢者においては、孤立が課題となっています。そのため、
地域の子どもたちとシニアとの間でのコミュニケーションの機会をつくる(地域の駄菓子屋、等)を行います。
・そのコミュニケーション機会をつくるための声掛け支援を行う。
ことを目的に、さまざまなコンテンツを企画開発したいと考えています。
お互いを認めあえる社会を作ります。そのため、私たちにできることとして、苦手を苦手と意識しないような技術の開発をしています。
お互いを認めるということは、分け隔ての無い社会にしていくということです。すべてを即時にできるわけではないのですが、そのようにしていくためにまずはその切り口でこのLOOVICアプリの開発をしています。
このアプリには、だれでも使えることができる社会的エコシステムを創出するためのアクションを心がけて開発しています。具体的には、お互いを支援し得る技術であることと、つかうことに不便さを感じないように仕組み化する(例えば、音声支援を中心にした開発にしているなど)としています。もちろんすべての方を救おうとしたら、その他の方法を組み合わせた開発になっていきます。
この開発によって、貧富や、年齢、性別、文化的、人種も含め分け隔てなく解決することを願っており、それによって極端な優劣の差がつく社会を防ぐ思想を持っています。特定のできる人が満足する技術ではなく、だれもが使える優しいテクノロジーによって、争いごとの起きにくい社会を目指していきたいと考えています。
私たちが取り組んでいる事業ですが、インパクトスタートアップと呼ばれます。これは、社会課題を解決していきつつ、スタートアップのようにスピード感をもって活動している事業です。なおかつ研究開発型で進めていることもあり、比較的一般的な事業よりも研究の潜伏期間の長い事業です。
そういったことから、一気に駆け上がることができるような人気の資金調達で事業成長を得られるビジネスモデルではなく、見えにくいところから水面下で活動し、ある時が来たら、ブレイクスルーが起きうる技術開発をしています。それまでの状況では、とても手持ち資金が少なく、参加してくださる方々を社員として採用することに難しさがあります。なぜなら、研究を含んでいるため売り上げ収入がないのです。そのため、皆様からも緩やかにお付き合いをいただくことが多い現状です。
私たちにやらねばならないことは、この課題解決が重要であり、一人でも多くの方がご支援によって、広がっていき、社会課題として待ったなしの現状を解決していく力をお貸しいただきたく、皆様に相談をさせていただいています。
現状研究開発の部分を含むものの、参加者における体験会や企画、設計、フロー、デザイン、ブース支援、イベント対応、アンケート、フィールドワーク、営業活動、人材採用活動、場合によっては研究支援など、皆様の少しでの力でもお借りしたいと考えています。
*研究については高次脳機能障害領域に限っています。
地方は、超高齢化により、財政を圧迫している現状です。都市部は、ファミリー層もいて、財政を圧迫しませんので普段の生活では気づきにくい現状です。この構図は、都市一極集中なのです。生産人口は都市部だけに集中し、地方財政は成り立たっていないのです。残念ながらこの構図は当面変わっていきそうにないのです。
本技術は地方財政が運営できるようにするために、いつまでも高齢者が働ける場をつくることを目指しています。重労働でなくても社会を回していく仕組みを技術で解決していくことにより、家に引きこもりしてしまうことや、孤立状態を防いでいくことが求められています。そのため、健康寿命を長くする取り組みが必要であり、毎日でも移動する機会を作り上げることがこの技術の根幹であり、この事業が社会で回っていく仕組みを目指しています。
決められた目的地やポイントに到着することで精一杯になっていませんか?移動時に、その人と場所の個性を見失わない技術で、誰しもが外出しやすい仕組を提供します。主に利用する人、届ける人の関係性を作るためのソリューションで、移動したいモチベーションを作りつつ、安全支援する技術で、主に動植物園などのレジャー施設での提供から開始中です。高齢者やお子様にも優しい見守りを含む移動支援プラットフォームサービスです。
私たちは本事業で多くの表彰実績や活動が認められています。
内閣府指定プロジェクト(経産省/厚労省)SBIR 2024連結採択
経産省オレンジイノベーションプロジェクト採択
ILS(Innovation Leadrs Summit)出展 NEDO推薦企業
CES 2023 Omdia Innovation AwardsInnovation Awards受賞
横浜ビジネスグランプリ 2023優秀賞
TIB(Tokyo Innovation Base)2F 2024年7月~10月まで展示中
LOOVIC(ルービック)株式会社
Co-founder&CEO 山中 享
<プロフィール>
これまでテクノロジー営業およびパートナーアライアンス事業で多岐にわたるキャリアを積んできた。大手企業では、アイリスオーヤマ株式会社、ソフトバンクBB株式会社、NTTPCコミュニケーションズ、アマゾンウェブサービスジャパンに勤務。その後、スタートアップ業界へ進出し、ノバルス株式会社のIoT事業、ユカイ工学のロボティクス事業に従事した後、2018年10月よりLOOVICプロジェクトを開始した。
LOOVICは「人が人らしく移動できる社会に向けた、空間認知と解決技術。特別なデバイス無しで利用できるサービス」を提供している。
これまで多くの受賞歴を持ち、2020年にはNEDO研究開発NEPAに採択され、2021年には総務省・NICT起業家万博に出場した。さらに、日本スタートアップ支援協会最優秀賞やトヨタモビリティ基金の採択を受け、2023年にはCESラスベガスにてOmdia Innovation Awardsを受賞。
知財面も、特許3本を出願し、商標2本を登録。学術活動にも注力し、複数の論文や記事を発表している。また、メディア出演も多く、「トヨタイムズ」や「探究の階段」などに出演し、2024年のニュース記事にも取り上げられている。
社会の高齢化や認知症支援のための新しいテクノロジーを提供し、次世代の生活を支える革新的なソリューションを開発し続けている。
このプロジェクトは、オーナーである山中さんご自身のお子さんが高次機能障害を抱えていることがきっかけとなり生まれました。空間認識が難しいことで、外出が大変な方々が多くいることに気づき、少しでもその負担を軽くしたいという願いが込められています。
誰にでも苦手なことはありますが、そのことで生活の選択肢が狭まることなく、誰もが安心して暮らせる社会をつくることがこのプロジェクトの根底にある願いです。プロダクト開発には技術的な専門知識が必要と思われがちですが、実際には利用者の声を集めたり、現場での情報収集など、さまざまな形で関わることが可能です。ぜひチャレンジしてください。
所在地: | 神奈川県横浜市港北区篠原町1257番地37 |
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従業員数: | 1名 |
売上・予算規模: | 1,000万円 |
事業内容: |
毎日でも外出する機会を作るための移動支援技術を開発しています。
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報酬プラン |
A:プロボノ(無報酬)、6時間/週
B:プロボノ(無報酬)、2日(16時間)/週 C:プロボノ(無報酬)、3日(24時間)/週 |
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採用予定人数 | 4 |
こんな人に来てほしい! |
スキルよりも共感を重視。社会課題を的確にとらえ、自ら立ち上げていく決意がある方。活動は週末を中心に。移動支援技術であるため、直接会える方を優先。活動予定地域 神奈川県・東京・富山県・大阪府 |
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