【プロジェクト概要】
みなさん、初めまして!Value wayの西出です。
Value wayは昨年2023年10月に創業した会社でコーヒーを中心とした再生・循環経済の実現を目指しています。
具体的には、多くが廃棄されているコーヒーかすやコーヒーチェリー・ハスクなど、
コーヒーを飲む中で出てくる未利用資源を資源循環させて
社会・生態系・経済システムをより良い状態に Regeneration(再生)する再生・循環経済の実現を目指しています。
わたしたちは3つのソリューションを提供していきます。
(1)カーボンフットプリントの算定、可視化
(2)コーヒーかすの再資源化を中心としたカーボンクレジット開発支援
(3)コーヒーかすを活用した再生製品の開発
【今回のプロジェクト】
今回は(2)(3)の事例を全国で推進するために共創してくれる仲間を募集します。
(もちろん(1)にご興味ある方もお気軽にご連絡ください)
具体的には、
■(2)について
「コーヒーかすによるカーボンクレジット発行を目指し、コーヒーかす資源循環事例を作ること」
市民や喫茶店・コンビニなどの事業者からコーヒーカスを回収、乾燥、炭化させてバイオ炭を生成。
このバイオ炭を用いて、カーボンクレジット開発や、再生製品の開発販売。
市民や事業者の資源循環を促すインセンティブとして活用する資源循環です。
なおバイオ炭の農地施用による炭素貯留は、世界・日本で認定されているクレジット開発方法論で気候変動の重点対策に位置付けされています。
一方で国内でこの資源循環を実現するには、下記の行政区問題解消や資源循環することが廃棄するよりも付加価値がある状態にしないと実現できません。
そしてこの解消すべき課題には、行政・民間企業など様々な方とやり取りしていく必要もありますし、実際に資源循環を行なって付加価値を生み出す事例創出が社会を動かす大きな要因となるので、一緒に事例創出にむけて進めてくれる方を募集します!
■(3)について
プロトタイプ段階ではありますが、すでに来年の春販売にむけて、コーヒー炭を活用したサングラスを制作しています。一方で我々は、消費者向けの製品マーケティング経験もなければ、販売チャネルも持っていません。一緒になってこのコーヒー炭からできた製品の開発や社会に展開していくことにチャレンジいただける方がいると心強いです。
【やりたいこと】
コーヒーかす資源循環事例を作る!
消臭剤や肥料として活用するなど、大手コーヒーチェーンから消費者に至るまで
コーヒーかすのアップサイクル事例は全国で行われていますが、
・1社・1消費者の規模で回収できる量・利活用するには、インパクトが伴わないこと
・消臭剤など、活用できる量の出口が限られていること
もあり、継続実施のハードルは高い状況。
一方で事業者や消費者を横断して回収してインパクトを出そうとすると
下記抱えている課題にもあるように、法律上の壁があって、回収が困難で廃棄されているのが実情です。
この状態を踏まえ、
合法的なスキームでコーヒーかすを回収して資源循環させ、
社会・生態系・経済システムにインパクトを与えていくかがミッションとなります。
コーヒーは日本中のありとあらゆるところから消費されますので対象はどこでもOK
自治体や事業者などと連携をとりながら、社会的意義のある
難易度の高い持続可能な資源循環を一緒に作りませんか?
我々もまだこれといった最適解を持っているわけではなく
手探り状態で進めているため、一緒に答えを導き出してくれる方を募集します。
【VISION: ”Proof of Borderless / 生産も消費も隔てない循環世界を創造する” 】
Value wayは「珈琲モノゴトを記録する」ことで、売り手・買い手双方が環境貢献に主体的にコミットするリジェネラティブ珈琲推進プロジェクトです。
○リジェネラティブ農業とは
リジェネラティブ農業(Regenerative Agriculture)とは、土地の健康や生態系の回復を目指す持続可能な農業手法の一つです。
従来の持続可能な農業や有機農業よりもさらに進んだ考え方で、単に持続可能であることを越えて、土地や生態系の健康を改善・回復させることを重視します。
【廃棄物の再生利用に対する課題】
参考までに、コーヒーカスは活用できる有用な資材なのに廃棄している現状があります...
この問題の根本原因は、行政区分の問題です。
具体的にはどこから出る廃棄物かによって、収集・運搬・処分の許認可を判断する自治体が異なること。また、全国一律の判断基準がなく、ある自治体Aでは、有価物と判断し資源循環を行えているが、自治体Bでは廃棄物と判断され、自治体ごとの判断を都度確認する必要があります。
〈参考:廃棄物の取り扱い〉
飲料工場など食品製造事業者から出るコーヒーかす:産業廃棄物(都道府県・政令指定都市・中核市)
飲食店やコーヒー店・コンビニから出るコーヒーかす:一般事業系廃棄物(市区町村が管轄)
・廃棄物に関しては、不法投棄等の問題もあり事業を行うためには許認可が必要
・全国の大多数の自治体では新規の許認可を発行していない
●廃棄物処理法第7条第5項
市町村長は、第一項の許可の申請が次の各号のいずれにも適合していると認めるときでなければ、同項の許可をしてはならない。
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=345AC0000000137
このような事情があり、工場等から排出されるコーヒーかすの資源循環は進む一方で、消費に近い飲食店、コーヒーショップ、コンビニ等からは資源化できるにも関わらず廃棄されている実情があります。
【3つの解決方法】
解決方法としてはさまざまな方法がありますが、大きく3つあります。
1. 有価物としての回収
そもそも廃棄物では無く、有価物として買い取る形でコーヒーカスを回収することは問題ありません。しかしこの方法は事業として考えると回収コストが合わないことが多く現実的ではありません。また自治体ごとに「廃棄物なのか、有価物なのか」の判断に大きな差があるため、A市ではできてもB市ではできないということがありえます。
2. 廃棄物として、許認可事業者が回収
既に自治体から許認可を取得している事業者が、コーヒーカスだけを分別回収するモデル。
3.廃棄物だけど許認可を必要としない特例
3-1.食品リサイクル法の適用
農林水産省が推進する同法の適用を受ければ、許認可を持たなくても取り扱える。但し、回収から再利用までの事前申請が前提でありそれなりのハードルがある。
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/161227_6.html
3-2.再生利用業の指定を受ける。
再生利用されることが確実であると市町村長が認めた場合は、許可を要しない事業者でも可能となる。
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=346M50000100035
など
課題で記載した3つの解決方法を総合的に活用し、地域事例を一つでも増やすことを目指しています。
どこまでが廃棄物で、どこからが資源なのか?
この判断は非常に線引きが難しく、実際に自治体によっても解釈に幅があります。
本プロジェクトを通して全国での資源化事例が増えていくことで、全国の全てのコーヒーカスがゴミじゃない未来に一歩あゆみましょう!
現在は神戸,京都,東京,福岡,福島などなど全国でコーヒーカスの活用事例はでてきています。しかし法的な解釈としては廃棄物に該当し、まだまだ活用には規制があります。
【プロジェクトゴール】
自治体や企業と連携したコーヒーカス利活用事例を1件作る。
【ゴール】
世界中で毎日20億杯以上消費されているコーヒー。
世界で1億人以上が働いているコーヒー。
その全てのコーヒー消費が資源循環することが我々のゴールです。
【Value way 株式会社】
2023年10月に代表の八木と西出の二人で創業しました。二人の出会いは2021年に神戸市で開催されたESGプログラムで、そこでValue wayのアイデアが生まれました。現在、国内外問わず、コーヒー未利用資源による資源循環事例を構築しようと奮闘中です。
○Value wayとは
”Proof of Borderless 世界の境界線を紡いでいく” をビジョンに気候変動問題に対するアクションプロジェクトです。
○きっかけ
わたしたちがプロジェクトテーマにしたきっかけが「Coffee2050年問題」です。
Coffee2050年問題とは「温室効果ガスによる気候変動で2050年にはコーヒー生産が半減する」という問題です。
この問題に対し、生産国では高耐性な品種の改良など、対策が行われていますが、消費国である日本で何ができるのか?このことをずっと考えてきました。
そんな中で気候変動問題と価値創造の両立をはかるべくValue wayプロジェクトが立ち上がりました。
Value wayでは現在コロンビア政府機関や米州開発銀行の支援を受けて、南米コロンビアで推進中のほか、
ホンジュラス・ウガンダ・グアテマラなどでもプロジェクトを進めています。
○自己紹介:ヤギ トシマサ
コーヒー専門家として20年以上業界にコミット。
2005年に起業後、現在は兵庫・芦屋を中心にコーヒー店を経営 https://ashiya-rio.jp/
毎年コーヒー産地を訪問し、今年はRwanda,Ethiopia,Honduras,El Salvador,Colombia を訪問。
コーヒー2050年問題と呼ばれる気候変動の影響を解決すべく、Value wayを創業。
○自己紹介:西出 裕貴
●プロアドレスホッパー(37都道府県110拠点以上をホッピング)
●全国で地域創生プロジェクトを推進(村ガチャ・LOCAL NIGHT PICNIC etc)
●オンライン、オフラインでの組織活性、コミュニティ形成や活性化
(2021年にはテレワーク先駆者百選で総務大臣賞 幸福度診断で上位10%の組織)
※株式会社ニットにて組織活性・インナーブランディング従事の際
サステナブルという言葉は近年ビジネスセクターでも必須のものとなっていますが、実際にその仕組みを社会実装するには、関わる人に負荷がなく・経済合理性も生まれるような方法を、現場の声を聞きながら1つ1つ考えていく必要があります。
Value wayさんのプロジェクトでは、店舗や地域でどんな仕掛けやマニュアルがあればコーヒーかすの回収が進むか、バイオ炭を農地に利活用していくための工夫など、具体的に実装方法を検討しながら、地域での事例をつくることを目指します。同時に、より広域に広げるための戦略作りにも関わることができますので、資源循環の仕組みについて広い視野で経験したいという人には、とても貴重な機会になりそうです。
カーボンクレジットや廃棄物処理の課題について等の専門知識は不要とのこと。ぜひ参画ください!
所在地: | 兵庫県神戸市 |
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従業員数: | 2 |
売上・予算規模: | |
事業内容: |
①カーボンフットプリント(CFP)サービス
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報酬プラン |
A:プロボノ(無報酬)、6時間/週
B:プロボノ(無報酬)、2日(16時間)/週 C:プロボノ(無報酬)、3日(24時間)/週 |
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採用予定人数 | 3 |
こんな人に来てほしい! |
【こんなヒト募集してます】
(1)行動力,営業力のあるヒト
(2)消費者向けの製品の開発・マーケティング能力のあるヒト
(3)UI,UX,サービスデザイン,ソフトウェアエンジニア等プロダクト能力のあるヒト
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