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  • 地域活性化・まちづくり

食糧危機や環境破壊で低下するサーモンの品質。100年後もおいしいサーモンを届けるプロジェクト!

  • 福井県
株式会社sa-mo
  • 生煮え度
募集中 公開中

プロジェクト概要

【プロジェクト】
みなさん、初めまして!福井県立大学発ベンチャーの株式会社sa-mo です。
私たちは、福井県大野市を拠点に、「原料から100%福井県産のサーモン」を生産するプロジェクトを進めています。このプロジェクトでは、環境負荷の低い 昆虫由来の飼料 を活用し、持続可能で高品質なサーモンの養殖を目指しています。そして単なる「持続可能な養殖」ではなく、世界にまだない、特別な味わいのサーモンを生み出すことにも挑戦しています。その象徴的な商品として、私たちは 「昆虫飼料で育てたサーモンの生ハム」 を開発しようとしています。

【なぜ、昆虫飼料でサーモンの生ハムなのか?】
高級生ハムとして知られる イベリコ豚のペジョータ は、どんぐりを食べて育つことで、肉に豊かなナッツの風味が蓄積されます。その結果、香り高く、脂の甘みが際立つ唯一無二の生ハムが生まれます。私たちが挑戦している 昆虫由来の飼料 は、ナッツのような良質な脂質をサーモンに蓄積させる可能性を秘めています。

つまり、イベリコ豚のように、昆虫飼料によって「ナッツの風味を持つサーモン」を生み出し、それを生ハムにすることで、今までにない新しい味覚体験を提供できるのではないか と考えています。これが成功すれば、環境に良いだけの養殖サーモンではなく、「人にも環境にも良いサーモン」 という新たな価値を生み出せると確信しています。そして、このサーモンを世界の食通たちに届けることで、福井県大野市を「こだわりの食のまち」として世界に認識させることを目指します。

【目指す未来:日本の田舎を「世界の食のまち」に】
ヨーロッパには、美食の聖地と呼ばれる地方 があります。
例えば、スペインのバスク地方やフランスのブルゴーニュは、それぞれの地域の食材や料理を活かし、世界中の食通が訪れる「食のまち」として確立されています。

大野市をそうした地域のように、「ここにしかないこだわりの食を求めて、世界中の人が訪れるまち」 にしたいと考えています。その第一歩として、「こだわりの餌と環境で育てたサーモン」 を生み出し、世界へ発信していきます。

2025年の動きとしては以下のとおりです。
・3月  餌の生産
・4月  サーモンの養殖開始
・6月  クラファン準備 
・7月  Beyonders開始
・8月  ショート動画投稿開始(外部委託)、サーモンの水揚げ開始
・9月  ファン化イベント(視聴者向け)、生ハム試作
・10月  クラファンリリース
・11月  クラファン終了 Beyonders終了
・12月  生ハム試作完成 クラファン返礼品発送
・1月  フェードバックによる餌と加工品の改良

【今回のプロジェクト】
この新しいサーモンの魅力を発信し、全国にファンを増やす!

【実際にやること】
・弊社やサーモンの伝え方を考え、どのように必要としている人に届けるかを検証する。
 (発信の方向性の確定)
・ショート動画などSNSの発信により認知獲得
・認知を獲得したのち、詳細を伝えファンになってもらえるHP作成
・SNSのフォロワーの方向けの試食会などのイベント開催(東京)

【募集する仲間】
・新しい食に興味がある方
・コンテンツの魅力の伝え方を考える仲間
・弊社やサーモンの見せ方を一緒に考えていただける方
・なんとなく興味のある方!

【福井合宿】
最初のキックオフのタイミングで福井合宿ができれば良いなと思っております。6月7日〜8日(土日)で来ていただき、養殖場を見たり、サーモンの試作品で料理を作ったり実際の事業の様子を見ていただけると嬉しいです。福井の美味しい魚や地酒を、弊社代表の村上が振舞います!
・合宿にかかる交通費は、領収書をいただければ上限3万円までお支払いいたします。
・宿泊施設は弊社で用意いたします。
・福井県内の移動はお任せください!

この挑戦にワクワクした方、ぜひ一緒に新しい食の未来を創りませんか?!

弊社の記事:https://www.fukui-tv.co.jp/?post_type=fukui_news&p=185650

根底にある想い・ビジョン

VISION: "日本の田舎から、世界に通用するサーモンブランドを生み出し、新しい水産業のモデルをつくる。"

フランスの ブルゴーニュ や、スペインの バスク地方。
世界には「こだわりの食材が生まれる場所」として、食通たちが憧れ、訪れる土地があります。

しかし、日本の地方はどうでしょうか?
私たちの住む福井のような田舎も、まだ世界に知られていないだけで、
本当は「世界に誇れる食のストーリー」を持っているのではないでしょうか。

100%福井産のサーモン。
ナッツの風味を持つ、新しい味わいのサーモン生ハム。
環境再生型の養殖と、地域資源を活かした食料づくり。
この取り組みを世界に発信し、勝山を 「世界中の美食家が訪れるまち」 にすることが、私たち sa-mo の目指す未来です。
「田舎だから何もない」のではなく、「田舎だからこそできる食の価値」をつくり、世界へ届ける。

餌の原料も輸入に頼っており、養殖環境も海水温の上昇などでどんどんなくなっています。そのような状況で上がったコストを抑えるために、近年養殖餌の品質も低下してきています。このままでは50年後の食の未来はありません。
僕たちの力で次なる新しい形の美食の聖地を、日本につくっていきましょう。

今抱えている課題

私たち sa-mo は、まだまだ発展途上のプロジェクトです。
現時点での最大の課題は、以下の2つです。

①マーケティング戦略がゼロ – どう売るべきかが決まっていない
「サーモンの生ハム」や「ナッツの風味を持つプレミアムサーモン」という唯一無二の商品を作ろうとしていますが、
現時点では、どう売り出していくかのマーケティング戦略がない状態です。

どのターゲット層に向けて売るべきか、明確になっていない
どの販路を使うのがベストなのか、戦略がない
ブランドの世界観をどう作り、価値を伝えるべきか整理しきれていない
「いいものを作れば売れる」という時代ではありません。
だからこそ、「どうやって価値を伝え、ブランドとして確立するか」を一緒に考えてくれる人が必要です。

②発信力がゼロ – 誰もこの挑戦を知らない
私たちの取り組みは、持続可能なだけでなく、世界にまだないプレミアムサーモンを生み出すもの です。
しかし、その魅力を伝える発信力が圧倒的に不足しています。

「100%福井産サーモン」の価値やストーリーを伝えられていない
世界の食通やサステナブルな食に興味がある人々とつながる手段がない
せっかくの挑戦も、発信しなければ存在しないのと同じです。
だからこそ、このプロジェクトを「世の中に広める」発信の力が必要です。
今年度は動画の撮影や編集は外部に委託して行う予定です。内容などを一緒に検討できればと思っています。

このプロジェクトに共感し、一緒に課題を解決しながら新しい未来をつくりたい! と思ってくれる方を探しています。

「コンテンツ力のあるものを発信したい」「マーケティングを学びながら実践したい」
そんな想いがある方、ぜひお力を貸してください!

3か月間のプロジェクトのゴール

【3ヶ月間のプロジェクトのゴール】
このプロジェクトは、sa-moの取り組みを広く認知してもらい、「このサーモンを食べてみたい!」というファンを増やすことがゴールです。
そのために必要なことは弊社のブランディングの方向性を確立することと、弊社やサーモンを必要としている人に向けて発信することです。
【指標】
・サーモンを取り巻く状況や弊社を適切に説明できるHPを作成
・サーモンの試食イベントへの参加者100人

そのためにどのようなアプローチが良いか試行錯誤していく予定です!

プロジェクトの先にあるこの事業のゴール

このプロジェクトは、持続可能で美味しいプレミアムサーモンを生み出し、「sa-moのサーモン」をブランド化するための第一歩です。
しかし、私たちが目指しているのは、この3ヶ月間の成果だけではありません。
最終的に、このプロジェクトを発展させ、「環境と食文化のどちらも大切にする、新しい養殖モデル」を確立し、全国・世界に広げることを目指しています。

この事業のゴールは、「sa-moのサーモン」を世界的なブランドにし、日本の水産業の未来を支える新しい養殖の仕組みをつくることです。さらに、この取り組みを全国の養殖場に広げ、100カ所以上の養殖場を管理し、持続可能な水産業の形を確立し安心安全な食材を生産し続けます。

【事業の最終目標】
この事業の成功によって、以下のような未来を実現したいと考えています。

✅ 定性的な目標(目指す状態)
📍「sa-moのサーモン」のブランド確立
 ・「昆虫由来の飼料で育てたプレミアムサーモン」として認知され、高級百貨店・ミシュランレストラン・海外市場で取り扱われる。
 ・「サーモンの生ハム」が、日本を代表する高級食材のひとつになる。
 ・「sa-moのサーモン」が、持続可能で美味しい高級ブランドサーモンとして確立する。

📍「サステナブルな養殖」の新しいモデルを全国へ展開
 ・魚粉に依存しない持続可能な養殖のスタンダードをつくる。

📍地域資源の循環型ビジネスを確立する
 ・農業廃棄物を活用した昆虫飼料生産 のシステムを確立し、「食品廃棄物を出さない地域循環型の食文化」をつくる。
 ・「sa-moのサーモン」のブランド価値を支えるエコシステムを構築 し、全国に展開する。

📍全国100カ所の養殖場を管理し、ネットワーク化する
 ・全国に広がる養殖場をデジタル管理し、一元的に運営するプラットフォームを構築。
 ・各地域の特性に合わせた昆虫飼料の開発とサーモンのブランド化を進める。
 ・「リモートワーク×養殖」の仕組みを全国に展開し、どこでも働ける水産業のモデルをつくる。

📍世界の食文化を変える挑戦をする
 ・ナッツの風味を持つサーモン生ハム」という唯一無二の商品を、日本だけでなく海外にも広める。
 ・「sa-moのサーモン」が世界中の美食家に認知される。
 ・勝山市を「世界の美食のまち」としてブランディングし、食を目的とした観光・体験型ビジネスを展開する。

✅ 定量的な目標 3年後(具体的な数値目標)
📍 「sa-moのサーモン」ブランドの確立
・年間生産量 30トン(現在ゼロ)を目指す
・プレミアムサーモンとして百貨店・レストラン・通販市場に流通
・「サーモンの生ハム」を10,000人以上の食通に届ける
・国内外の高級レストラン50店舗以上と提携し、サーモンメニューを提供

📍 「全国100カ所の養殖場ネットワーク化」
・15年以内に全国100カ所の養殖場を管理する仕組みを構築
・データ管理・AIを活用し、養殖場の運営を効率化
・全国の養殖場と連携し、地域ごとの特色を活かしたプレミアムサーモンブランドを確立

📍 「地域資源の循環システム」構築
・サーモンの生産量の6倍の重さの食品廃棄物を昆虫飼料化し、廃棄物の削減を実現
・昆虫飼料生産の規模を拡大し、他の養殖業者にも販売できるようにする
・「地域の資源循環モデル」として他地域へ展開する

📍 「世界の食文化への影響」4年以内
・海外の食メディア・雑誌で10件以上取り上げられる
・海外のフードイベント・展示会でプレミアムサーモンを発表する
・ヨーロッパ・アメリカ市場に年間5トン以上輸出する

📍 「発信力の強化」 3年後
・Instagramフォロワー 50,000人(現在ゼロ)
・TikTokフォロワー 100,000人(現在ゼロ)
・SNS総再生回数 1,000万回突破

【この挑戦に共感する仲間を募集!】
私たちは、この3ヶ月間のプロジェクトを単発の取り組みとして終わらせるつもりはありません。
このプロジェクトに関わっていただいた方々と、今後も何らかの形でご一緒できたら嬉しいと考えています。

・SNS発信のサポートや情報拡散
・マーケティングやブランディングの継続的な関与
・養殖場の運営・管理への参加
・全国の養殖場ネットワーク構築への協力
・「sa-moのサーモン」を広める新しいアイデアの実現
・福井に遊びに来る
関わる形は自由です。
「少しでもこのプロジェクトに関わり続けたい」「できる範囲でサポートしてあげようではないか!」という方も大歓迎です。

プロジェクトオーナー(法人)自己紹介

株式会社sa-mo

ビジョン
「日本の田舎から、世界に通用するサーモンブランドを生み出し、新しい水産業のモデルをつくる。」

事業内容
sa-moは、環境と食文化の両方を大切にする新しい養殖モデルを確立し、持続可能で美味しい究極のサーモンを生み出すことを目指す福井県立大学発のベンチャー企業です。

昆虫由来の飼料を活用し、魚粉に依存しない養殖を実現することで、サステナブルでありながら、唯一無二の美味しさを持つ「sa-moのサーモン」 を生み出します。
特に、昆虫飼料によるナッツのような風味を活かした 「サーモンの生ハム」 の開発を進め、世界の食文化に新たな価値を提供していきます。

また、sa-moの養殖モデルを全国の後継者不足の養殖場へ展開し、100カ所以上の養殖場を管理することで、日本の水産業の未来を支える仕組みを構築します。

プロジェクトオーナー(個人)自己紹介

はじめまして!株式会社sa-mo 代表取締役の村上雄哉です。

幼い頃、高知県の祖父に教わった釣りが、私の人生の原点です。
その後福井県勝山市に移り住み、川で遊ぶのが日常でしたが、中学生の頃は一時的に引きこもり、釣りとも離れていました。
そんなとき、先生に「釣りでもやってみたら?」と言われ、再び竿を手に取ったのが今につながる大きな転機でした。

鮎釣りにのめり込み、勉強も「やると決めたらやる」スタイルで、テスト0点から追い上げ、高校・大学と進学。
2022年には全国鮎釣り大会準優勝 を獲得しましたが、その時に感じたのは「このままでは釣り場がなくなるかもしれない」という危機感でした。

釣りを続けるには、川を守らなければならない。
そのためには、水産業を持続可能にする必要がある。
そう考え、2025年の3月の大学卒業後、養殖業の事業承継と新しい水産業の形づくりに取り組むことを決意しました。

私の目標は、次世代に自然や水産業の魅力を残すこと。
それはすぐに結果が出るものではなく、「どんぐりを撒くように、未来につながる種を植え続けること」 だと思っています。

このプロジェクトは、そんな想いを形にする挑戦のひとつ。
「自然や地域に関わる仕事がしたい」
「何か新しいことを始めたい」
そんな方と一緒に、未来をつくるきっかけを生み出せたら嬉しいです。

事務局からのコメント

村上さんの目指しているのは、シンプルに表現すると「サステナブルな社会」です。その中に含まれている要素を分解すると、まちづくり、水産業の立て直し&6次産業化、生活者へ食を通じたサステナブルでwell-beingな価値観の共有・啓蒙など、多面的な価値を含んでいます。星野リゾートのような事業者再生を果たし、パタゴニアのように商品を通じて人々の価値観を揺るがしていく。そんな素敵な活動だと思います。まだ商品もできていない、準備体操フェーズです。ここに関わるからこそ、この先のダイナミックな戦略立案に関われる、というのが今回の醍醐味です!

法人概要

所在地: 福井県大野市元町1-7
従業員数: 1
売上・予算規模: 予算初年度600万円
事業内容:

弊社は、福井県において、環境にも人にも優しい持続可能な養殖業を実現するため、「オーガニックサーモン」の生産・加工・販売を一貫して行います。 現在、多くの養殖餌は輸入魚粉に依存し、餌原料のコストは15年間で2.8倍に上昇、そのコストを抑えるために餌の品質低下、魚粉用の魚の乱獲による環境負荷の増大といった課題を抱えている。これに対し、当社は地域の有機廃棄物(おから・米糠・そばかす・菌床)を活用して昆虫(ミルワーム)を生産し、その昆虫由来の飼料を用いたサーモン養殖を行うことで、地域資源を活用した持続可能な水産業を目指します。

さらに、後継者不足により廃業の危機にある淡水養殖場を引き継ぎ、水質の良い環境で養殖を行うことで、ストレスの少ない健康で美味しいサーモンの育成を実現。
最終的には全国にある300ヶ所の淡水養殖場のうち継手のいないところを事業承継し、高品質なサーモンブランドを拡大していく。このように餌の生産から魚の販売までを手がけていく。

弊社の事業は、廃棄物の再活用による環境負荷の軽減・天然資源の保護、地域経済の活性化、そして「食の楽しみ」を追求する新しい食文化の創造を目的としています。

募集概要

報酬プラン A:プロボノ(無報酬)、6時間/週
B:プロボノ(無報酬)、2日(16時間)/週
採用予定人数 3人
こんな人に来てほしい!

・新しいものを形にしてみたい人
・魚を食べるのが好きな人
・食に興味がある人
・田舎での仕事に興味がある人
・この事業が気になった人

個別説明会
  • 1回目:2025/04/16(水) 21:00-22:00
  • 2回目:2025/04/24(木) 21:00-22:00
  • 3回目:2025/05/09(金) 22:00-23:00
オンライン面談候補日
  • 1回目:2025/05/19(月) 20:00-21:00
  • 2回目:2025/05/23(金) 20:00-21:00
  • 3回目:2025/05/27(火) 20:00-21:00
キックオフMTG候補日
  • 1回目:2025/06/07(土) 09:00-21:00

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